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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

搬入開始 

2014/09/29
Mon. 08:59

彫刻の制作が一段落したので、展覧会(といっても石見銀山・・)の準備を再開した。
自分も制作しながら展覧会の事務をするということは、とにかく上手に気持ちを切り替えることをしていかないと混乱するし、進退の差も広がるし、何かと難しいことだ。

六本木の展覧会など、島根の田舎者は自分の好きな彫刻を好きなようにつくって若干の手間をかけて搬入出する程度のことだが、六本木を中心に首都圏一帯の関東に在住される彫刻家の皆さんはそういうわけにもいかない。
生活の仕事もあるだろうし、それをやりくりしながら制作を続け、展覧会の運営で多数のミーティングや業務をこなし、そういうことが年間通して延々と続き、その上に展覧会の会期が近づくと全国から集まる彫刻の受け入れ作業や事務も増える。
自分の生涯人生を彫刻展に捧げているようなものだ。

そう思うと、島根の片田舎で小品彫刻の展覧会をすることなど、関東の彫刻家の皆さんとは比べようのないほど気楽なものだ。
面白いもので、最初から島根の田舎での作家活動しか経験したことのない彫刻家の皆さんはそんな関東の作家の苦労を知ることもなく、気がつかないうちにけっこう我がままに制作や発表をしていることもある。
自分の彫刻の陳腐さを棚に上げて、ついてくる評価への不満ばかりがつのってしまう発展性の望めない田舎の大将が横行する。
名声や受賞ばかりを気にして、楽な発表へ流される作家も多い。
全国を相手に勝負をかけることを最初から放棄している諸氏もいらっしゃるようだ。

そんな田舎環境で吉田の周辺を見渡すと、たった片手ほどの一握りの彫刻家であるが、彼等は寝食忘れてほんとうに一生懸命に心を込めて制作に努めている。
そういう姿勢があるから結果も出るし、全国と対等に付き合えて成果につながる。
今日はこれから地元島根で搬入作業をする。
共同搬入本番の彫刻積込は明日でそのための準備で1日気が抜けない。

10月中旬から六本木と島根の二箇所でそれぞれの彫刻展がはじまる。
これから約1ヶ月続く彫刻の秋本番がスタートした。

IMG_2868.jpg

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