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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

皆既月食 

2014/10/09
Thu. 05:22

皆既月食を見上げながら彫刻の展示台を運んだ。
倉庫の2階から1階へ降ろして、プラットホームまで運んで、トラックの昇降機を使いやすいところまで移動して・・・それを皆既月食が始まって終わるまで延々と続けた。

この月をいったいどれだけの人が見たのだろう。
月があれだけ明るいということがよくわかった。
「キーちゃんが見たいというから世界遺産センターまで来て月を見てる」
ワイフから電話がきた。
「おとうさん今何してるの?」
久々になっちゃんから電話がきた。

展示台にシートをかけて彫刻を降ろしはじめる頃には階段の往復で膝がおかしくなってきた。
展覧会前日の1日は終日作業が続くから膝をいたわっておくことにしてひとまず作業を切り上げた。
倉庫からの帰りに町並みのアチコチで玄関先に佇む人を見た。
みんな、雲ひとつない高く晴れ渡った秋の空を見上げていた。
みんな、どんな思いでこの月を観ているのだろう。

一月在天 影印衆水
水急不流月
月落不離天
草衣心似月
・・・

今も昔も月にひかれる思いや、月に託す思いや、月を愛でる心はそう大きく変っていないのかもしれない。
発光ダイオードの物理学でノーベル賞をとる人もいれば、自宅の庭先で皆既月食を見上げる人もいる。
光への憧れや探求心がどれだけ幅広くて奥深いものか・・・
昔の人は、皆既月食の理屈も現象も知らないまま驚異や不安や驚きや・・いろいろな思いのままにいつもと違う月の光を見ていたんだろうなぁ・・
どちらかといえば、吉田は答えの定まらない解釈の曖昧な光の方が好きだな。

IMG_2997.jpg

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