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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

岡山から現代彫刻小品展ワークショップ後半(長い・・)の講師小林さんが来てくれた。
小林さんには大森小学校の出前ワークショップもお願いしてある。

六本木の展覧会から石見銀山へとんぼ返りして、早速その準備で働いた。
小学校はあいにく校長先生不在だったが、教頭先生や担任の先生とお話しすることが出来て、打ち合わせも終わった。
今回は、みんなで大小の福光石を石彫の道具でたたいて穴を掘ってみようということになった。
子供たちはせっかく世界遺産石見銀山のど真ん中にある小学校へ通っているのだから、銀の鉱脈を探しながら山の地中深く彫り進んでいった昔の坑夫の職人さんになったつもりでみんなで汗を流そうというわけだ。

校長先生の計らいで、午前から午後までほぼまる1日このワークショップに使える時間をつくってもらった。
今どきの世知辛い教育事情の中でなかなか出来ないことに感動した。
島根地元産の福光石を使ったワークショップはもう3回目になるし、これでひとまず打ち止めにしようと思っているから、小林さんには存分に働いてもらおうと思っている。

福光石は、アレコレ細かいことをいえばいろいろ問題を持って使い難い石かもしれないが、こうしてワークショップの教材にしたりすると癖の無いお手軽に何にでも使えるなかなか魅力的な石だと思っている。
私は石彫の専門ではないから、何人かの石の彫刻家にこうして実際に触ってもらいながら石の使い勝手を確かめてもらうことは自分にとってもいい勉強になっている。
今年の展覧会には、高校生達の彫刻講習会で福光石を使ってくれた作品を展示することも出来た。
昨年には大森小学校の子供たちが立派な石のサインを掘り出してくれた。
毎年少しずつ福光石の魅力が広がっている気がする。

とにかくまずは遠路はるばる島根の片田舎まで来てもらった小林さんと一杯飲んだ。
今年の展覧会主催代表のノリちゃんもPTA会議が終わってから合流してくれた。
刺激の乏しい田舎に仕事の関係でIターンしてきた絵描きのオネエサンも合流してくれた。
久々に濃厚な美術論に花が咲いた。
やっぱり美術は理屈じゃないと思う。
やまのようにデッサンを描いて思いつきを形に変えてひたすら汗を流して制作に没頭することがなにより大事なことだと思う。
とにかく地道にそういうことをくり返していたら、そのうち自分がやりたいことややらなければいけないことが自然に見えてくるような気がする。

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2020-08