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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オヤジの四畳半奪還計画失敗の巻 

2014/11/01
Sat. 10:33

10月がアッという間に終わった。
31日は朝からいつになくあわただしかった。
タップリ8時間以上寝ているキーポンが早朝4時頃から起き出してワガママが炸裂して、結局オヤジの書斎からオヤジが撤退するはめになった。

思い返すと、自分も18歳の頃は毎日が眠くて、いくら眠っても寝足りなくて部活を終わって下宿に帰って気がつけば夕食も食べないで深夜まで爆睡していたことも多々あった。
成長した兄姉を思い出しても、だいたい気がつくとそれぞれ勝手に吉田家の何処かでゴロリと寝ていた。
さすがに歳のせいか私はこの数年前から明るいうちに眠くなることはほとんど無くなった。
夜も気がつくと午前0時近くなっていたりするから、睡眠時間がだんだん減っている。
そんな現状で、タップリ寝だめしたキーポンと猫のクロが早朝から身勝手にオヤジを起こしてしまうからたまったものではない。
なにごとも、歳の差を埋めることは難しいとつくずく思う。

まぁそんなわけで、朝寝が出来ないから空き部屋状態になっているキーポンの部屋に避難して2~3時間寝ることになった。
彼女のベッドはやたら甘ったるい匂いが染みついている。
何かそういう芳香剤でもふりかけているのだろうが、それが鼻について吐きそうになりながら無理やり寝た。
朝っぱらからそういうことがあってどうも落ち着かないままキーポンを学校まで送った。
ちょうど七日務めと初月忌が重なってしまったので午前中が忙しかった。
万善寺程度の山寺でこのように中陰が重なることもきわめて珍しい。
午前中のあとさきを調整してそれぞれのお宅を訪問した。
帰りに近所の大工さんの作業場へよって出来上がっていた塔婆を受け取った。
棟梁は例の如く現場仕事で留守だから、そういう時は作業場の前にあるお薬師堂に塔婆が預けてある。
お薬師さんに手を合わせて、香り立つ柾目ヒバの立派な塔婆を預かって帰った。
石見銀山の自宅に着く頃には、結界君の車内がヒバの香りにつつまれて思わぬ森林浴となった。
吐きそうに甘ったるいキーポンの枕とはえらい違いだ。

久々に雨が降っているので外仕事は出来ないが、遅めの昼食をとって吉田家の冬支度を少しばかり進めた。
オヤジの書斎も冬季仕様に模様替えをした。
ついでに、半年間たまった手紙や書類などを整理したら四畳半が少しばかり広くなったように感じる。
炬燵敷きを敷いていつものデスクワークテーブルを炬燵仕様に換えた。
こういう模様替えはなんとなくワクワクして時間の経過も忘れる。
気がつくとあたりはすっかり暗くなっていて、研修帰りのワイフがキーポンを拾って帰宅した。

「おとうさん、なにやっとるん!ずる〜い!うわぁ〜ぬくい〜〜!もぉはなれられんわぁ〜」
キーポンが乱入してきた。
その前に模様替えの最中から猫のクロがさりげなく様子をうかがっていたが、大騒ぎするキーポンに紛れてちゃっかり自分の寝場所を確保してしまっていた。
10月のあいだに乱れ切ったオヤジの書斎は、模様替えごときで静かだった春先のあの頃の復元までには至らなかった。

IMG_3423.jpg

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