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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ミラクルムーン 

2014/11/06
Thu. 10:19

何でもいろいろとなにかの特別な日を見つけて話題にできるものだと感心しつつ、月を見上げた。
詳しいことはよくわからないが171年ぶりになるらしい1年に2回目の十三夜だというので、キーポンを迎えに行った帰りに自宅前の駐車場でしばらく月を見上げた。
ヘナチョコカメラマンが愛用のG12を駆使して絞りやシャッタースピードを変えたりしながらその珍しいのだろう月を連写した。
先日終わった年回法事が150年の元治2年で慶応元年だったからそれよりまだ以前のことで、今年と似たような十三夜に巡り合った江戸の頃の人々はいったい何を思って月を見上げていたのだろうと、シャッターを押しながらそんなことを思った。

吉田一家が暮す石見銀山の家は今からだいたい200年前の文化文政以前に建てられたらしいことが分かっている。
万善寺の開山は室町の頃といわれているが、現在までに2~3箇所移動再建をくり返しているから、石見銀山の自宅よりは新しい。
そのことを思うと、久しぶりのことだということくらいは実感できる。
いずれにしても、171年前の月というと気の遠くなるような想像もつかない昔のことだからなんの感傷もないままだが、それでも秋の澄み切った空に浮か姿はなかなか見ごたえがあった。

受験試験間近のキーポンになかなかエンジンがかからない。
「1時間もかからないで小論文かいたよ!」
朝方になって報告してきた。
その前に「800字の80%って何文字くらい?」などとトンチンカンな質問をしていたから、それから後に勉強を始めたくらいだろう。
だいたい試験の内容がわからないからなんともいえないが、普通小論文くらいだとせいぜい20分くらいで終わらせておかないとあとがヤバいんじゃないの?とも思ったりした。
子供の受験にあまりにも無関心だったりすることが我ながらどうかとも思ってまんざら反省しないでもないが、子供自身がのり切っていないのに親が大騒ぎしても今さらどうなるものでもないような気もするし、まぁ自分の人生なんだから自分で何とかするしかないことをわかってもらえるだけでも受験に意味があるのかもしれない。

先日トイレにiPadを持ち込んでウンウンと情報を収集していたら、最近の受験生は早稲田をすべり止めにして慶応を目指すことが増えていると記事にあった。
まったくアホな話だ。
例のナントカ細胞の失態で人気が下がったのだという。
だいたいに、何か失敗があるということはそのズゥ〜ット前から失敗の因が始まっていて、それが飽和状態になった時に露呈するものだ。
失敗がわかって周知にさらされてしまった時がどん底であるから、あとはそこからなんとかしてまともに這い上がっていくしかないわけで、それ以上最悪の状況になったとしても一過性のものですぐに納まる。
組織が硬直して形骸化してしまっていたらどうしようもないが、人間そこまでバカでもないだろうし、少なくても教育機関でもあるわけだから再生も早いだろうし、失敗の清浄化も進むだろう。
私だったったら、本当に本気で学問したいなら今がチャンスと思って少々の頭の悪さを踏ん張ってでも勉強して絶対に早稲田を狙うな。

1年に2回ある十三夜も人間の都合でつくり出したものだろうし、さて、それが世界に通用しているのかも怪しいものだ。
江戸の頃に見上げた月も、昨夜の月も同じ月でなんの違いもないだろうに・・
誰かのマニアックな知識がボリュームアップしてメディアが食いついて都合よく話題になる。
一月在天・・・ただそのことをいつまでも見失わないでいたいものですなぁ・・
とかいって・・・秋の空に浮かぶ月は見事に美しいものでありました。

IMG_3473.jpg

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