FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

坊主走る 

2014/11/17
Mon. 03:58

富山町の文化祭に吉田満寿美の彫刻を展示させてもらったので、会場の受け付けがてら屋台や出し物を楽しませてもらおうとはりきっていたら、急な葬儀(って急なのはあたりまえのことだけど・・)が入って、朝から赤来高原へ走った。
前夜に枕経へ出かけた時、喪主さんと色々打ち合わせをしておいたのだが、その後ひと晩の間に何度か確認の電話が入って、それと対応しながら過去帳を確認したり戒名を考えたり中陰表を整えたりしていたら深夜になっていた。

寝不足気味でシャンとしないまま富山町のセンター長さんへ朝早くに事情の連絡を入れて昼までに入棺から出棺と荼毘までのおつとめを済ませた。
万善寺周辺の地域は、自治体の申し合わせで葬儀の前に荼毘を済ませてしまう。
これは私が子供の頃からすでに地域独特の慣わしになっている。
坊主としては、葬祭の決まった法式にそぐわないところもあって解釈に苦労するが、地域のみなさんの共通理解で決まったことだから、それに従いつつ山風を因に各寺の考えで法式を読み替えたりして工夫している。
万善寺も老僧が工夫してきた法式をもとに私が引き継いで今に至っている。

荼毘までおつきあいして、その足で富山町まで走ったから結局昼食を抜くことになった。
通夜までにいろいろ書き物があるから、展示場の様子をうかがったあと急いで帰宅した。
試験が終わったキーポンがノンビリと炬燵に潜り込んで猫とたわむれている。
ワイフは石見銀山の文化祭に出かけたまままだ帰っていない。
三時のおやつがわりになったお昼ご飯を簡単につくって食べた。
それから頭にバリカンをあてて身だしなみを整えてから墨を擦りはじめた。
塔婆書きをしていたらワイフが帰ってきた。
とにかくなんとなくあわただしくて落ち着かないまま、改良衣に着替えて葬祭の会場まで結界君を走らせた。

この2日間でかるく300kmは走っている。
いささか疲れもたまって身体に重たさを感じつつ通夜をおつとめした。
帰宅したら珍しくワイフが寝ないで待っていてくれて少し元気になった。
留守の間に2週間前のキーポンの受験結果が届いていて、ひとまず合格はしていたようだ。
試験の直前になって彼女なりに頑張っていたからきっとホッとして嬉しかったことだろう。
そういうことが伝わってきたが、あえて無視した。
今ここで手軽に進路を決めてしまったら、これから来年の春まで緊張感の無いままだらしなく遊んでしまって終わりだ。

夜中に目が覚めたら彼女はあいかわらず炬燵に潜り込んで寝ていた。
猫のクロが添い寝している。
私が無視したものだがら機嫌が悪いまま、それでも自分のベッドで寝ようとしない。
もうそろそろキッチリと親離れしてもらわないと困る。
雨が降りはじめて外がうるさい。
雨の葬儀と納骨になった。
お墓までの道があるから長靴を用意しておこう・・と思っているが、忘れそうだなぁ・・

IMG_1072.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/1788-e31bad6b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2020-08