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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

知吾忘我 

2014/11/18
Tue. 09:11

先週末から4日間は山陰の冬を思わせる曖昧でぐずついた毎日だった。
ドンヨリと曇った空から時折激しく雨が降りはじめ、しばらくして一気に日が射したかと思うとまたどしゃ降りになる。
なんとも先の読めない天候の赤来高原と石見銀山を昼夜問わずひたすら往復した。
そんな天気が続いたものだから、結局葬儀に続いて予定していた納骨は延期することにした。
遠方のご親族は納骨に立ち会えないことになったがそれも仕方の無いことだろう。

それにしても、この度の葬儀は何かと気を使った。
坊主がここまで気を使うというか仕切るというか、そういうことはめったに無い。
だいたいが葬祭屋さんか地域の世話人さんが取り仕切って、すべてのことが粛々と進んでいくものだが、今回はそのある意味仕切り人がいないまま、ことが先へ進んだ。
それというのも、それまで自治会の葬祭を延々と長い間引き継いでいた仕切り人のお母さんが亡くなって、当然その仕切り人が喪主さんになってしまったわけで、それまで彼に任せっきりだった全ての葬祭ごとが宙に浮いたままになって、まとめ役もいないまま迷走をはじめ、おまけにその喪主が私の幼稚園からの同級生だったりしたものだから、夜昼関係なく連絡が入ってくるし、なかなかややこしいことになってしまったのだ。
それでなくても少ない万善寺の檀家さんだが、そこへきて地域のほとんどが浄土真宗の門徒さんだから、葬祭ごとは浄土真宗のノリで進んでいく。
白木の位牌も龕も幡も塔婆も六道さんも何も揃っていなくて、坊主がまずはそこからことを進めなければいけないことになって大変だ。
肝心の喪主本人が曹洞宗の坊さんを「ゴインゲさん」などと平気で呼んだりしているわけだから頭が痛い。
これも自らの布教活動の怠慢と、まったくもって不甲斐なく自責を噛みしめるばかりであった。

どうも歳まわりのせいなのかどうか、私の同級生というか、同年代の連中は、アチコチで仕切り人が多い。
友達の少ない自分のまわりを見渡しただけでも、思い当たる人物があきれるほど多い。
残念ながら今回の喪主さんもその一人だし、かくいう私自身もその部類に属する。
良く言えば信頼してお任せできる人であり逆だと都合のいいただのおせっかい。
使われやすいが使い難い。
おだてには軽くのってしまうが、我が強くてすぐにヘソを曲げる。
などなど・・・

これも同じ歳の何処かの国の総理大臣など正に絵に描いたような我欲の人物である。
地域の葬儀の仕切りを嬉々として働く程度だったら都合よく好かれもするが、一国のお祭りごととなるとなかなかねぇ〜・・・
そもそも、人物の器というものが知れてますから・・
学問知識博識だけでは、その程度のものですよ。
吾を知って我を忘れるくらいでないとなかなか打算を越えて信頼できる一国の長にはなれないでしょうね。

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