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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

苦心中 

2015/01/02
Fri. 09:08

万善寺の年始会は今シーズン最大の雪になった。
琴引山の山麓をグルリと囲むように広がる檀信徒各家は、どこも万善寺と似たり寄ったりの状況だったり、むしろそれよりひどい状況だったりするから、今年の新年会のお参りは、さて、10人もいらっしゃるかどうか・・・

老僧夫婦の寺暮らしが、このところ次第に不具合を生じはじめてそれが庫裏の各所へ広がりはじめた。
日頃は老人が二人で暮しているから仕方のないことだが、とにかく身体の関節が固まって思うように身動きできないばかりか、それに最近では頭の思考回路も硬直化して見事に頑固になって融通が利かなくなってきている。

ふたりとも、ほとんど90歳になっている。
その歳で、おかみさんは朝も早くから参道の雪かきに出かけた。
もう70年もシーズンになるとそれを続けていて、今さら止める手段も見当たらないから、身体が動くうちは何も云わないでおこうと思う。
中国へ渡航した道元さんが最初に出会われた典座(お寺の料理長さん)さんのようなもので、それも修行と思えばこちらも割り切れるが、おかみさんの場合はその事実が何時までも愚痴の独り言に変ってしまうところがなかなか俗っぽくて始末に負えない一面もある。
東堂さんも似たようなものだが、こちらは若い時から修行に苦労しているから聞きわけがずいぶん良い。
それでも、自分の住職時代が忘れられなくて朝から庫裏のアチコチを落ち着かなくウロウロと歩き回って私の段取りを崩しはじめている。
閑居にはまだまだほど遠いものがあって、これが高じると夜間徘徊などに変っていくのかも知れない。

そんなわけで、ナンチャッテ在家坊主としては、内にも外にも年寄りを相手に気の休まらない正月2日目が始まったところだ。

1~3見本

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