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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

坊主家業 

2015/01/20
Tue. 09:33

礼の如くアッシーオヤジを終わって、ワイフがつけっぱなしの朝のワイドショーを見ながらメールチェックなどして、東堂さんの介護関係の書類に記入したりしていたら電話が鳴った。
「今朝がた母が亡くなりまして・・」
万善寺のお檀家さんからだった。

この冬シーズンに入ってから赤来高原では葬儀が続いている。
何故だろうか、だいたいこういうことは続く時はしばらく続く。
それも、同じ町内だったり同じ自治会だったりして、それに友引をはさんでしまうと隣近所のお手伝いも休みなく続いてしまう。
田舎のことで仕方がないことだが、この友引というやつが坊主にとってはとかく厄介な民衆信仰になっていて、なかなかそれにつきあうことも大変なことだ。
仏教界かなにかの申し合わせで、友引の取り扱いを一本化しようという動きもあったような話を何処かで聞いた気もするが、寺院の大小規模や地域立地条件の違いなどで、共通理解を得るまでに至らなかったということだったらしい。

今どきの坊主というと葬式坊主が職業のような方々もいっぱいいらっしゃるから、むやみに坊主仲間でそのあたりの宗教的持論を口にする事も難しいことだ。
かくいう私自身も、こうして寺周辺で葬儀が続くと毎日のように改良衣姿で忙しそうにアチコチウロウロしているわけで、在家の皆さんから見ると「仕事が忙しそうで何よりですなぁ」などとかってに思われてしまっているようなところもある。

街場のお寺では一連の葬儀や法事も申し合わせで簡素化の傾向にあるようだが、田舎の山寺の和尚さんとしてはなかなか都会並に割り切ることも難しい。
そんなわけで、これから枕経をおつとめして、葬儀の段取りを喪主さんと打ち合わせして、友引をはさんで仮通夜から通夜に葬儀をしてすぐに七日務めがめぐって春先まで仏事がさみだれに続くことになった。

通勤坊主が泊まりがけ出張坊主になって、吉田家のネコチャンズとあえない日がしばらく続くことになりそうだ。
坊主にとっては、時を待つのも仕事のうち・・・一つ一つの決まりごとを丁寧に遺漏のないように務めあげていこうと思う。

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