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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

定年のない仕事 

2015/02/03
Tue. 09:24

このところ坊主家業が集中していて、彫刻のことに頭が切り替わらないでいる。
展覧会の〆切や、その他にも幾つか制作の仕事があるのだが、まとまった制作の時間がつくれないまま2月になってしまった。
今年は、初午さんが2月に巡ってきたりして仏事で落ち着かない日が続く。

そんなある日の早朝、四国の松永さんから珍しくとても元気そうな声で電話が入った。
お互いに久しぶりの挨拶を交わしたあと、松永さんから本題を聞いた。
「もしよかったら徳島の野外彫刻展に参加しませんか?」というお誘いだった。
まともな彫刻も出来ないまま島根の田舎で細々と制作を続けている程度の私を誘っていただけるなどとても光栄なことで、こういうことはめったにあることでもないから、ありがたく出品の意思を伝えさせていただいた。

徳島では秋の展覧会のために、すでにその準備が始まっているようだ。
島根でももう5年ほど前からささやかな彫刻展を続けているが、徳島の方はすでに50回を越えるほどの実績を重ねた展覧会だからケタが違うどころかラベルが違うほどの大きな差がある。
その歴史と伝統のある野外彫刻展に誘っていただける訳だ。
これから今年開催の準備委員会で吉田を推薦してみて、出品許可を審議することになるそうだ。
それにあわせて色々資料も用意することになるかも知れないし、良い機会でもあるので、たいした実績もないままの略歴などを早めにまとめておこうと思う。

彫刻制作にしても坊主家業にしても定年のない仕事だから、自分の気の緩みや意欲の衰退を自覚したらそれで終わりだ。
さいわい、今のところそれなりに向学心もあるし目標もあるしやる気もあるから、あとは体力と相談しながらコツコツと無理なく地道にマイペースで妥協のない仕事を続けていくことが出来ればいい。
作家年齢も若年の頃は、脇目もふらずひたすら乱作していた気もする。ある時期は「質より量」を求めることもそれなりに大切なことだが、いつまでもそのままでいると知らない間に世間へ迎合しながら制作してしまったりする。そろそろ、じっくり腰を据えて「量より質」を大切にしながら自分の納得できる彫刻を制作し続けることがだいじだな。
おもしろいもので、そんなふうに考えはじめたら、般若心経の真意解釈もそれなりに少しばかり納得できるようになった気もする。
まぁ、こればかりは2500年の歴史があるから、自分で勝手に偉そうにそう思い込んでいるだけだろうけどね。

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