FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

恒例行事 

2015/02/04
Wed. 07:47

毎年恒例の豆撒きをした。
1年を通して、夜になってから堂々と大声を出せる数少ない機会だから、昼のうちから体調を整えて発声練習で般若心経をくちずさむなどして万全な体勢で豆撒きに供えていた。
そうしたら、キーポンが突然シャイなお嬢に変身してオヤジの足をすくい、その上「私の部屋には豆まかないで!」なんて言ってくるものだから、一気に意気消沈した。
ワイフに救いを求めたら、「チョット待ってよ、まだ太巻きつくってないんだから、それが先」ということになって、「そうそう、その前に生協の荷物とってくるね!」などとソソクサ出かけてしまうし、もう完全にやる気を無くしてしまった。
ガッカリしていたらワイフが察してシブシブつきあってくれた。
土間から裏庭から玄関から石見銀山の町並みへ、ひと通り一巡したが、今年はいまひとつ消化不良に終わった。
ネコチャンズが即席の鬼になって逃げ回っていた。
恵方巻きと称する太巻きはうまかった。
来年は夫婦二人で豆撒きになる筈だ。

豆撒きが終わると立春になる。
刷り終わった立春大吉のおふだに香を潜らせて万善寺周辺の保賀地内を配って歩く。
今年は初午さんが早いから、そのお知らせも一緒に配ろうと思う。
豆撒きで追い払った鬼が、来年の豆撒きまで家のうちに入り込んで悪さをしないように、鬼退治のおふだを立春の日に玄関の外へ貼り出す。
そのおふだが「立春大吉」というわけだ。

神仏の神聖な祈祷祈念行事が、長い年月をかけて民衆の心に根付き、一年で最も寒くなるこの時期に春の芽吹きと豊穰を心待ちにする願いが託された行事でもある。
最近は、豆撒きも見た目の形骸化したスタイルだけが進化して薄っぺらなイベントに成り下がっている気がしないでもない。
ことの起源を踏み外さないよう真摯な気持ちでそれぞれの節気を迎えてもらいたいものだ。

IMG_4358.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/1867-f6f20131
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2020-06