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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

窮屈 

2015/04/14
Tue. 12:43

まだ7時だとか8時だとか、朝の早いうちから相手の迷惑も考えないでアチコチへ電話をかけた。
こちらとしては大事な用事だからそれをくみとって勘弁してもらうしかない。

職人さんは朝が早い。
公務員さんは平日しか連絡がつかないが、勤務中は連絡がつきにくい。
田舎坊主は土日の昼過ぎまでが忙しくて(街場坊主は毎日忙しくて)連絡がつきにくい。
業者さんは業務中しか連絡がつかない。
勤務先は内線を回されてやたら長く待たされる。
万善寺はおかみさんしか電話に出なくて話が回転して長くなる。
ワイフは携帯を持っているのになかなか電話に出ないで不携帯。
じゅん君は電話に出ない。
キーポンは不機嫌な声で「何!」
なっちゃんは着信を残しておけばだいたいかけ直してくれる。
外国暮らしのノッチはLINE電話ですます。
ほぼ完璧にダイレクト電話が通じるのは訪問介護とそれに彫刻仲間のHさんくらいのもの。

最近はけっこう重要な用事もSMSで済ますことが増えた。
ほとんどはそれで用が足りるが、完全ではない。
内容が濃い事務連絡はやはりメールに頼ることが多い。
それでも、作文の言葉足らずで意思の疎通が難しい。

ほんの30年ほど前は、こんなにアチコチへ頻繁に電話をすることもなかったし、私の生活環境ではFAXやメール送受信など影も形も無かった。
それでもべつに不自由もなく用事を片づけることが出来ていた。
今は色々な通信手段も増えて一見便利になったような気もするが、その割りにはサラリと簡単に用事が片づいている訳でもなくて、かえって煩雑になっているような気がしないでもないし、拘束されることも増えた気がする。 

1年1日1時間はいつの世も同じ長さでくり返されていてお釈迦様の2500年前と変らないはずなのに、今の世はそれを小刻みに切り刻んで余計に窮屈に忙しくしてしまっているように思えてならない。
それだけ自分の暮しが世間の様々なものと複雑に絡み合ってしまっているからかもしれないし、いつのまにかそうして複雑に暮さなければいけない社会になってしまっているのかもしれない。

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