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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

萌黄 

2015/04/25
Sat. 20:41

このところ島根県・・というより赤来高原は比較的良い天気が続いている。
連休も近いのに今のうちから天気が良過ぎると、その反動が連休あたりに来そうで何か落ち着かない。
今年の連休は、萩と大田で小さな彫刻展やワークショップをすることになっているから、やっぱり雨が降るよりは晴れていてほしい。
日々是好日の坊主家業にあるまじき煩悩に浸りきった我が心身を反省しつつも、天気のことが気になってしまうあたり修業の未熟さを痛感するばかりだ。

老僧夫婦の介護暮らしは何とも無駄に時間を食いつぶしてしまっている。
別に何をする訳でもないのだが、息子がすぐ側にいるだけで気持ちが落ち着くようだ。
老僧は身体の機能が少しずつ故障しはじめ、幾つかの臓器が動かなくなっている。
おかみさんは内蔵より筋骨系の不具合が進んで、思うように身動きできないままイライラが高じてヒステリーが激しく過激だ。
そういう二人に自分の顔や身体を見せておくだけで若干落ち着いてくれる。

こんな毎日をおくっていると自分の方が病気になりそうだと思っていたら、今日は朝から背中が痛んで、手足の痺れがとれなくて、耳鳴りがいつになくひどくて、なかなか思うように身体を動かすことが出来なくなってしまった。
やっと夕方になって少し気持ちが晴れたので草刈り機を使った。
春の草はまだまだ柔らかいから、刃がちびたなまくらだとかえって草が刈りにくい。春の花もアチコチ咲いているがそればかり気にすると草刈りにならないから、躊躇無くなぎ倒してしまう。水仙などの球根系はかえってその方が栄養の蓄積になって次の年には立派に育って立派な花が咲く。
少しぐらいは人の手が入った方が草木にとっても都合がいい。自然は勝手に育って勝手に季節が移り変わるものでもない。人の暮しと適度に共存できて育つところもある。
石見銀山から万善寺のあたりにかけて、ちょうど今頃は春の息吹が最盛期になっている。
緑の萌黄が目に眩しい。生命の活力が息苦しくなるほどみなぎっている。

手足の痺れをだましだまし、老僧夫婦に付き合いながらヒマを見てはこれから先まだ1週間ほどは春の草木と格闘の日々が続くことになるだろう。
草刈りのついでに自生の蕗を刈り倒した。老僧夫婦へのささやかなプレゼントができた。

IMG_5111.jpg

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