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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

お不動さんの日 

2015/04/28
Tue. 19:33

毎月28日はお不動さんのご縁日なので、朝からその縁日法要へ出かけた。

島根県の山間部しか知らないことだが、集落の各所に点在するお堂のほとんどは弘法大師さんが安座されてある。他にも観音さんやお地蔵さんも多い。けっこう立派な造りのお堂にはお薬師さんが安座されてあったり、幾つかの仏さんが一緒にお祀りされてあったりする。

お不動さんが安座されていらっしゃるお堂は珍しいというか、私は一箇所しか知らない。
そのお不動さんは、個人の施主さんがお守りしていらっしゃる。年に1回、春の時期に万善寺へお呼びがかかるので、老僧から引き継いで今に至っている。
施主家の裏山の急な斜面を100mほど登ったところに小さなお堂があって、そこへたどり着くまでの道にはいたるところで筍が伸びていた。どうやら、今年は筍の当たり年のようだ。
般若心経や観音経などを読んで、最後にお不動さんのご真言陀羅尼をくり返して終わった。
今のところ一人暮らしでお守りしていらっしゃるお年寄りもまだ足腰がシッカリしてるから何とかお堂まで登ることも出来ているが、さて、あと何年それが続けられるか・・
それに、私自身の足腰がけっこう衰えているし、ヒョッとしたら先に自分がネを上げてしまうかも知れない。

2・3日前から、島根県はやたらと暑い。昼の太陽が高いうちは身体がまだなれていなくて外に出るのも厳しいくらいの暑さだ。それでも、老僧の昼寝のお守りばかりしていても一文にもならないし、せっかくだから少しでも寺の営繕に働いた方がまだマシだと思って外仕事をしている。
90歳を越えているおかみさんは、50歳とか60歳の頃と同じように働こうとしてジッとしない。私に対抗しているつもりなのだろう。
シンの伸びた松を剪定しはじめたが思うようにいかなくてついに癇癪が出た。90°に曲がった腰で剪定などできるはずがない。昔のように身体が動く訳でもないのだからそろそろ気持ちを切り替えて諦めてほしいこともいっぱいあるが、なかなか素直に受け入れることができないまま小言ばかりが増えて止めどない。

しばらくしてその松のてっぺんにカラスが飛んできた。
何処かでおかみさんの癇癪を見物していたのかも知れない。
カラスと目が合った。

IMG_5125_20150428190349ed3.jpg

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