FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

バーバーヨシダ 

2015/06/01
Mon. 20:21

今のバリカンを使いはじめてどのくらいになるのだろう?
以前使っていたモノがだんだん老朽化して、モーターの回転も途中で止まったりして、刃の切れ味も鈍ってきて、使用中に動かなくなったらどうしようとヒヤヒヤしながらだましだまし使っていたが、遂に限界がきて更新に踏み切ったのはもう1年以上前になる。

田舎にいると、近所の電気屋さんでバリカンを探すのもなかなか大変で、たしか年末の寒い冬のある日に、隣の出雲市まで出かけたりして探したようなことを覚えている。
結局それらしきものがあることはあったが、古いバリカンのようにガッチリしていないし、説明書きには腋毛処理がどうとか、うぶ毛がどうとかそんなことが書いてあって、ピンク色した本体のデザインもなんとなくオシャレ過ぎてどうも私の頭をゴシゴシと刈り続けるハードな使用には耐えられそうもないなと購入を諦めた。
そうこうしていたら、ワイフが「Amazonでいいんじゃない?」と普通に云うものだから、探してみたらあるわあるわ・・・今度はあり過ぎて目移りして、どれが自分の頭に最適なのかまったく絞りきれないから、前の古いバリカンの型番を探そうと思ったら、長い間に文字がすり減って判別不能。しかたがないからなんとなく形の似通ったものの中から一番安いものをチョイスして注文した。ダメでもともとで、調子が悪くても使い物にならなくてもせいぜい2000円くらいのものなら日本酒一本飲んでしまったと思えばそれで気がすむと思って購入したのだが、使いはじめてから既に1年以上!さすが天下の家電ナショナルパナソニックですよ。製造が中国だろうが何だろうが、良ければそれが一番です!

そんな訳でいつも調子よく坊主頭を刈り続けているバリカンを使って、老僧の病室で床屋をした。プロの床屋さんでもないし、老い枯れてだらしなく伸びきった老僧の頭皮を寄せたり引っ張ったりしながらバリカンをあてていると、時折「痛い痛い!」と大声で奇声を発して大騒ぎする。まさかチェンソーでもあるまいし、頭の皮を切り刻むほどのパワーもないから、とくに大騒ぎするほどのことでもないのだが、衰弱し続ける本来の病巣よりバリカンの刺激のほうが老僧にとっては我慢ならないようだ。
ついでに顎の髭も同じように刈り揃えて、ひとまず見た目にはサッパリした感じになった。

バリカンを使うには、それなりに順序があってできるだけ正確に自分の手をマシンの如く動かし続けることでタイガーカットにならないですむ。
吉田的に云うならば、ペンキの刷毛塗の要領・・・とでも云う感じだ。タテヨコナナメイッテコイ・・を3回ほどくり返すと、ほとんど鏡に頼らないでもまんべんなくきれいに刈り上げることができる。
こうして、私のような山寺の貧乏在家坊主はだいたい一週間から十日に一度は自ら自力で頭を刈り上げている。
近所のご住職は、世間話でもしながら床屋の椅子にドカッと座って、チョット目元の涼しげな匂い立つほど熟れきった年増のお姉さんに冗談を言いながら悠然と丸刈りをしてもらっているようだが、私は遠慮したい。
床屋代がもったいないというより、実はその床屋のおねえさん、小学校から知っている学年が3つ4つ下の娘がそのまま大年増になっただけだし・・・

IMG_5504.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/1984-b9331c4c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2020-06