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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

おしゃべりと無口 

2015/06/02
Tue. 20:53

自分では、普通によくしゃべる方だと思うが、だからといってうるさくてしょうがないほどにぎやかだとも思わない。最近、おかみさんと暮していると、「ひょっとして、自分は無口な方なのかも知れない」と思うようになってきた。

特にこの近年のおかみさんは私の姿が視界に入るとスイッチONになって止めどなくしゃべりはじめる。これも加齢による脳障害らしいから改善を期待することもできないし、とにかく、「そんなもんだからしかたがない」と我慢して割り切って暮すしかない。

老僧の再入院以来、こうしておかみさんと2人暮らしが続いているのだが、狭い山寺は造りが昔ながらの柱と建具だけでできている壁のない家だから、何処へ行くにも襖や障子を開け閉めしながら移動する。トイレに行くのも結局おかみさんが寝ているヨコを行ったり来たりするしかないから、それだけでおっくうになって、膀胱が破裂する限界までオシッコを我慢してしまう。私がヨコを通るだけで「まだ起きてるのか」とか「さっき時計が○○時を打った」とか、「今夜は風が強い」とか、ワザワザしゃべることもないほどのどうでも良い話題を振ってくる。今までに、もう数えきれないほど「お願いだから夜の間は話しかけないで静かに寝ていて頂戴よ!」と頼んでいるのに、いっこうに言うことを聞いてくれない。まぁ、そんな感じで、一字一句変らない同じ内容のお話を、1日に何度も数えきれないほど聞き続けている。

高校が山寺から遠いところにあって下宿をするしかなかったから、高校生になった時から一人で暮しはじめている。小さい時からみんなで徒党を組むようなことを避けて通るような子供だったから、すでに高校生の頃は一人でいることに慣れていた。そもそも一人でいると周囲の連中に気を使う煩わしさがない。それに、わざわざ話題を合わせて無理に会話する必要もない。実に気楽に自分の世界にはまりこんでだれにジャマされることもなくひたすら空想や妄想に浸り続ける。そういうことを楽しいと思っていたような少年だった。だから、1日中一言もしゃべらないで過ごすこともけっこう多かったし、一人暮らしをしていて風邪を引いて寝込んだりすると、それこそ2〜3日誰とも何も会話のないまま過ごすことも普通だった。

ワイフと気が合ったのも、ひょっとしたら会話の無理が無かったからかも知れない。二人とも特に無口な訳でもなく、気持ちが乗ると思わず延々熱弁を振るったりすることも多々あるから、そういうあたりはいたってノーマルなレベルだと思っている。まぁ、ようするにしゃべらないことが苦痛でもなんでもないということが大事なことだ。
おかみさんは、しゃべり続けていないとどこかしら気持ちが落ち着かないままになってしまうのだろう。しゃべることが精神の安定に繋がっているのかも知れない。

もっとも、こうして毎日ダラダラとブログを書き続けて、適当に都合よく文字に置換えて自分のストレスを解消しているあたり、おかみさんのおしゃべりと似たようなものだという気がしないでもないけど・・・と思っていたら、アクセス22223となっていました。
ブログ訪問の皆様のストレスになっていないことを切に願うばかりでございます。

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