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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

わがままな一日 

2015/06/07
Sun. 22:27

石見銀山2日目の夜がやってまいりました!
ワイフが老僧の病院へ行ってくれたので、私の方は本日1日キッチリと彫刻がらみの用事を続けることが出来た。
難航していた書類の作文もけっこう集中することが出来た。苦手な収支予算書も表に置換えた。
彫刻を制作してナンボの彫刻家なのに、何故か作文をしたり算数をしたりしてばかりで、どうもピントのズレた仕事になっているが、まぁ、これも展覧会までの通過点ということで避けて通れないことだと自分に言い聞かせている。

午後からは、会場に予定している廃校の小学校へ個展参加の作家を案内した。
けっこう熱心に校舎の隅々まで見学してくれて、制作の糸口をつかんでもらえたような気がする。
島根県にも、探せば若い表現者がいない訳ではない。
昭和の頃のように作家の世界も年功序列や師弟関係や上下関係などに振り回されて思うことも我慢することの方が多い表現者の人間関係に振り回されることのない本来の自由な制作や発表の環境を用意することが大事なことだと思っている。

立派な美術館で、あらかじめ展覧会のためにお膳立てされた空間へ、高い使用料を払って4〜5日ほど作品展示をすることも悪いことではないと思う。それでも私のような貧乏作家は、会場費の必要経費をケチって材料費に回して制作を続けていきたいという気持ちが強いから、結局少々発表条件や環境が悪くてもそれで十分と考えて、展覧会が出来そうな面白い会場を四六時中アチコチ探し続けている。
そうやって何とかして展覧会に使うことが出来ないかと思って見つけた廃校も、もう3年も前から少しずつ準備を続けていた。
今年に入って、やっと使用許可が下りそうな感触を得たのでいっきに準備作業に入った訳だ。まだ、予算も何もない状態のことなので見切り発車も良いところだが、先立つものが無いからという理由で引き下がるのも自分らしくないと思うし、規模の大小の融通を含みながらひとまずやれるところまで乗り切ってみることにした。

日頃から割合ノンビリと気楽に自由に自分の時間を贅沢に使い続けることに慣れていたから、このたびの連続する寺暮らしには少々焦りを感じていたところでもあった。
だからこうして、週末から久々の石見銀山でいっきにたたみかけるように彫刻の用事へ取りかかっていると、何となく気持ちも軽くなって色々な迷いも薄らいでくる。

それに、やはり何といってもネコチャンズが心の迷いを浄化してくれる。
ひとの都合関係なくホントに自由に自分の都合でからんでくる彼らを見ていると、わがまま放題に1日を使い切って嬉々とする我が身の姿が重なってしまう。
ワイフは、島根県立美術館での母校大学同窓展へ大作を出品することに決めたようだ。
いっぱい迷惑をかけっぱなしなのに、文句も言わないで自分の彫刻の手直しをしている。
石見銀山に暮す吉田家の住民にはとにかく頭がさがる。いつもどうもありがとう!

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