工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

週末の美術館 

2015/07/24
Fri. 23:55

蝉の鳴声に起こされて、それから二度寝すると浜田が遅刻しそうだから本堂の復元にとりかかった。狭い本堂をアチコチ動き回っていたら、汗が吹き出る。
赤来高原の早朝でこれだから、きっと浜田は暑くなるだろうと予測して着替えを用意することにした。

急いで朝食をとって、荷物を積み込んで、結界君を走らせた。
中国山地の広島県との県境あたりの高原から、ひたすら北上して日本海へ出る。途中、江の川に沿った道に合流したあたりから、空気が湿気を含んで結界君の車内がサウナ状態になってきた。普通は、窓を全開にして自然の風を受けながらノンビリと走っているのだが、それも限界で暑くてしょうがないので、久々にエアコンのスイッチをONにした。

コンビニで昼食を買い込んで美術館の駐車場へ到着したら、開館時間へギリギリセーフ。
久しぶりに見る彫刻達は、特に変った様子もなくて安心した。
受付の準備をして朝の涼しいうちにカメラオヤジと綿密な打ち合わせをして記録の写真を撮ってしまうことにした。
昨年までのPowerShotは、どうも室内の撮影に弱いところがあって気になっていたので、今回は機種を変えてみることにした。
撮りためたデータは、その都度手持ちのラップトップへ移動して様子を見ながら役割を分担して撮影を続ける。重量があったり組立が複雑で移動できない彫刻は、光の具合を見ながらその場で撮影することにしたので、若干時間を稼ぐことが出来たが、それにしても暑い。ガラス張りの会場はブラインドを降ろしても夏の太陽にジリジリ焼かれて温室ハウス状態。用意していたドリンクが午前中で無くなってしまった。

島根県絵画界の重鎮佐田さんが夏らしい軽装でフラリと現れた。
やはり絵画の作家らしく彩色の木彫に目が留まって、しきりに感心していた。
もうずいぶん前から彩色木彫が流行している・・・というより、彫刻への彩色はこの私でさえ20代の頃から続けている。絵画の色彩設計とはまた違った意味で、素材の肌合いを活かしながら古色を演出するなどしていると、彫刻家の色彩感覚もなかなか鋭くてあなどれないことも多い。さすが、絵画の重鎮だけのことはある。キッチリ表現素材の収穫をしている。こちらとしても、自分の絵画作品へ何かしら発想の刺激を感じてもらえるだけでもありがたいことだ。

週末の金曜日だというのに・・・というか、金曜日だからというのか、とにかく来場の客足がバタリと止んだ。閉館の5時前には人影も絶えて静まり返った館内に、閉館のアナウンスだけが虚しく響いていた。
大汗をかきながらでも一日で作品撮影を終わらせることが出来て、順次パソコンへ移動したデータも同時進行で確認することも出来たから、まぁヨシとしよう!
会期もあとわずかだし、早い時点で撮影の失敗を確認しておかないと取り直しが出来なくなってしまう。
彫刻展の責任者としては、色々とけっこう煩雑な仕事が絶えない訳であります。

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