工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

みんな大人 

2015/07/29
Wed. 07:46

久々に・・・というより、10年ぶりに好きな人に逢うことが出来た。
こんなことをいうと、ワイフの角がいっきに伸びて大変なことになるだろうと心配の諸氏もいらっしゃるだろうが、そういうことはまずない。
その、好きな人とは遠藤彰子画伯。

毎年六本木へ彫刻を持っていっているが、遠藤彰子氏はその展覧会の絵画部の重鎮。
私ごとき田舎者の顔を覚えていてもらって、美術館のそこここで出会うとにっこり笑いかけてもらう程度の付き合いなのだが、その、覚えてもらっているということだけでただただ嬉しい。

何といっても、彼女の絵画のパワーが凄い。
絵画の前に立つとその世界に引き込まれるほどの求心力がある。
魅力を上げればキリがないが、それは何処かの誰かの絵画評かなにかに任せるとして、とにかく私好みの面白い絵を描く人なのだ。

浜田での現代彫刻小品展の撤収と搬出を終わって、その足でワイフの彫刻を松江の美術館へ運んだ。
ちょうど今年は、彫刻展の搬出の日が、山陰二紀展の搬入展示の日で、その山陰二紀展の公開講評の講師として神奈川から遠藤彰子さんが島根まで来てくれた。
前回の島根来訪は、かれこれ10年は前のことだろうと漠然と思っていたら、彼女曰く、12年前のことだったらしい。
きっと、今回島根に来ることが決まってから、昔の資料をアレコレ探して事前調査しておいたのだろうが、迎える側としてはやはり覚えていてもらったというだけで何かしら嬉しくなってしまう。

その12年前から今に至る歳月に彫刻家としての吉田正純にも色々なことがあった。
身勝手を承知の上で、周辺の美術家へずいぶん我がままを通してきた。
久々に逢った浜田さんは、良い意味で変わりなく話しかけてくれた。
今まで欠かさず現代彫刻小品展に作品提供してくれていた古市さんは大正14年生まれで今年90歳になったが、まだまだしっかりと二本の足で歩いている。
倉吉在住の磯江さんの優しげな作風は昔と変らない。
学生運動の活動家で強烈な思想を展開していた勝田さんは、少し小さくなったかなと思ったら、強靭な根性と生きる力で大きな手術を乗り越えて生還したらしい。
佐田さん、田中さん、竹田さん、楫さん・・・などなど、懐かしい顔ぶれが、不義理の私をあたたかく迎えてくれた。
本心はどうでも良いことだ。みんな本当に本物の大人だ。
遠藤彰子さんとも、たっぷり会話が出来た。
私のデシャバリに釘を打ち付けながら、それでもニコニコとして酔っ払いオヤジにつきあってくれたワイフの大人ぶりにもずいぶん助けられた。
とても楽しい酒で、良い思い出が一つ増えた。

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この記事に対するコメント

古市さん、姿勢も心もピシッとした印象は今写真でみても
全く健在ですね。
山陰絵画の皆さんなつかしい顔です。
遠藤彰子さんが前回いらした時、私達から話しかけたものの、
小娘たち(当時・・笑)が緊張しているのを、遠藤さんはすぐに察して
自らたくさんしゃべってくれたのを覚えております。

オーイくぼぐっちゃん #- | URL | 2015/08/01 15:41 * edit *

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