工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

赤来高原は猛暑! 

2015/08/06
Thu. 21:25

棚行を終わって寺へ帰ったら、おかみさんが座敷に座って受話器に向かって大騒ぎをしている。
宅急便で届いた中元の配送表にある電話番号へお礼の電話をしようとしたらしいが、上手くいかないまま一人で怒り狂っているのだ。
私の顔を見ると、その怒りの向きが完全に私へ変った。
それでなくてもクソ暑いのに、おかみさんの激しいヒートアップの対応で、いいかげんジジイに近いオヤジは倒れてしまいそうだ。

おかみさんの加齢による精神障害は、老僧の死亡で制御不能になりつつあるように思える。
今回の大騒ぎも、結局は電話番号の読み間違いをそのまま信じ込んでしまっただけのことなのだが、自動録音のアナウンス相手に常識ではあり得ないほどの昭和初期の時代的罵声を浴びせている。これで電話の相手が生身の交換手だったらとんでもない大事になっていたかもしれない。自分で自覚できないまま老化していくことの恐さを見た気がした。

とにかく、激しく興奮している時は何をしても何を云ってもどうしようもないから、粛々と聞き流してお昼ご飯のおかずをつくった。
この食材がまた曰く付きのもので、私の買い置きを知っていて、その上に無駄買いした大量の鶏肉。
もう賞味期限はとっくにすぎているが、それより先に消費しなければいけない食材があってなかなかその鶏肉にまでおよばないまま時が過ぎた。
からあげか親子丼くらいにしようと思っても、寺の二人暮らしではあまりに量が多過ぎる。
すでに匂い立って糸を引きつつあった鶏肉を、ざっくり二つにわけて二種類の下味を少し辛めにつけて肉の臭みをとりながら放置すること2時間弱。
それからそれぞれ揚げたり焼いたりしてお昼のおかずにしたものの、それだけの大量をさすがに完食は難しい。最近、おかみさんの料理番と化した私は、無駄に大量に収穫した畑の野菜と無駄に大量に買い込んだ移動スーパーの食材を消化することで必死になっている。

人間に生まれて、上手に歳をとって上手に死んでいくのがこれほど難しいものなのだろうか。山積する目先の仕事を片づけなければいけないのに、どうしても集中できないまま猛暑の追い討ちもあって気力が萎える。昼間から麦とホップを立続けにあおったが、全くスッキリしない。
それでも家族はありがたいもので、オヤジの愚痴にノッチがつきあってくれた。
ノッチ本人も、今の職場で悶々と絶えているところがあって、なんとなくおたがいに傷を舐めあうことが出来たのかもしれない。
本当は、おかみさんだって家族の一員のはずなんだけどなぁ〜・・・・・
そのノッチは、たくましく自力で引っ越しを済ませたらしい。
それに、シンガポールは雨が降って涼しいらしい。
そういえば、万善寺のある赤来高原は8月に入って雨が降らない。
イヤ待て!憲正さんの本葬で雨が降って以来、急に暑くなって延々と晴れ続けている気がする。麦とホップ程度ではオヤジの乾燥した心をしっとり潤すまでにはいたらないようだ。

IMG_0523.jpg

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