工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

再開!石見銀山暮し 

2015/08/21
Fri. 02:40

もう何時頃から石見銀山を離れて暮していたのか忘れてしまうほど久しぶりに吉田家へ帰ったものだから、何かしらもっと感傷的になるものだと思っていたら、特にそういうこともなく1日が過ぎた。
もっともその1日も、結局万善寺やおかみさんの書類関係の用事で赤来高原をウロウロして昨日までの寺暮らしを引きずっているからよけいにそう思えてしまうのかもしれない。

石見銀山は未明に雨が降りはじめたようで、キッチンのトタン屋根がうるさく鳴っていた。
そういう雨音の感覚も久しぶりに聞いた気がする。
ワイフが早朝におき出してくる気配も久しぶりのこと。
朝からネコの鳴声が聞こえるのも久しぶり。
石見銀山の町並みを往来する生活の音も新鮮に感じる。

こういう日常の然りげなさの中で目覚めることが出来ることは本当に幸せなことだと、今さらながら痛感する。
それほどおかみさんと二人の寺暮らしにストレスを感じていたのだということが、こういうささやかな比較の中で気付く。
一方、早朝恒例だった夫婦のカラスの会話を聞くことが出来なくなった。
あれはあれで朝の出来事のひとつとして結構楽しみにしていたところもある。

「久しぶりだから午前中くらいゆっくり休んだら?」
ワイフがいやに優しげに気を使ってくれている。
そうだなぁ・・そういえば自分の休日なんて全く無いまま過ぎてきたなぁ・・・
毎日特にこれといって忙しくしているわけもないのに、一日寝込むほどの病気になるわけでもなく、一日何も用事も仕事もなくて休むような日があるわけでもなく、そういうことの連続が歳月の流れに乗って一緒に延々と淀みなく流され続けていたような気がする。
「そうだなぁ、じゃぁそうするか・・・予定がない訳でもないけど、たまには半日くらい休むとするか!」
ワイフが四畳半へモーニングコーヒーを差し入れしてくれたので、それにつられて気持ちが休日の方へいっきに傾いた。

お昼になって、キーポンが近所のバイトから昼休みで帰ってきた。
ワイフがマーボー丼をつくってくれて、3人で食べた。
それから結界君で通勤坊主。
ここ1カ月のあいだに溜まっていた郵便物の中から、請求書や名義変更の書類やその他急を要する提出物など一式を整理して、赤来高原をひと回りした。
さすがに、半日でそれらを片づけるのは少々無理があった。
それでも、夕方になって石見銀山の自宅へ帰ってみると、それまでだらしなく眠りをむさぼっていた様子のクロが面倒臭そうに私を見上げていた。何処かに潜り込んでいるらしいシロは姿も見せない。
あぁ〜、吉田家のこんな感じのマッタリ感がいいんだよね。

IMG_0534.jpg

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