工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

彫刻家の一日 

2015/09/07
Mon. 20:29

切りのいいところまで彫刻の仕事をして結界君へ乗り込んだら、なんと、思わぬところで栄泉寺のご住職と遭遇した。

きちんと正装されて、白衣の丈も改良衣の丈もピッタリと身体にあって方丈さんの威厳が醸し出されている。
さすがだと思いつつ、結界君の窓を開けて挨拶した。
本当は、きちんと車を止めて礼をつくさないといけないほどの坊主格差があるのだが、こちらもこちらで彫刻家の正装である薄汚れたツナギに鉄板入りの長靴スタイルをキチンと着こなしているから、立場はそれほど違わないだろうと独断で解釈して軽く世間話に入った。
「あら、珍しいところで・・・」
「このすぐ先に仕事場があるもんで・・」
「ほほぉ〜。そぉ〜なんですか。アトリエはこちらの方なんですねぇ〜」
「いやいや、アトリエなどと上等なものでもありませんで・・、工場ですよ、たんなる。ところで今日は、こんなところでいったい何事ですか?」
「栄泉寺のお檀家さんの法事でしてねぇ〜」
「それはそれは、ご苦労様です」
と、そこへ施主さんが車で到着。
「それじゃぁ、このへんで・・」
雨もポツリと降りはじめて、上等な改良衣や絡子(らくす)が濡れるといけないからそれでお互いすぐに別れた。
私のツナギなどずぶ濡れになってもなんの問題もないけどね。

工場の隣にはその地域のまちづくりセンターがある。
・・・というより、どちらかというと、「まちづくりセンターの隣の方へ工場がある」と言った方がしっくりくるだろう。
昔は小学校があって、保育園もあって、体育館やグランドも残っている、そういうところのいちばん端っこの隅の山裾に建っている倉庫の一角に私が借りている6畳くらいの工場がある。
体育館の職員事務所がそのまままちづくりセンターで使われるようになった。
その前は公民館が入っていたようで、小さな調理室があったりもする。
小学校が廃校になってから久しいし、長い間に色々と使い勝手の良いように増改築をしながら今に至っているわけだ。

栄泉寺のご住職と別れて石見銀山へ帰宅したら、アルバイトが休みのキーポンが例の如く四畳半の書斎でゴロゴロしている。
珍しくネコチャンズがお出迎えもしないで仲良く抱き合っていた。
彼らにとっての私はそこらへんの通り過ぎるオヤジくらいにしか意識されていないようだ。
お昼を食べたら眠くなった。
工場へ行く前にひとねむり昼寝をしておくことにした。

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