工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ピオーネ旨し! 

2015/09/09
Wed. 21:39

久々に大雨だった気がする。
夜の間も良く降った。
それでというわけでもないが、目が覚めたのは午前2時頃だった。
それからデスクトップをONにして延々と作業を進めた。
郵便配達の車が自宅の前で止まったので、もうそんな時間かと気が付いた。
キーポンはゴロゴロとアチコチ動きながら寝続けている。
私も若い頃は良く眠った。
最近は少しのことですぐに目が覚めるようになった。

ワイフが起き出して、ネコチャンズが一緒に起き出して朝食を催促して鳴き始めた。
集中の糸が切れたので少しほど仮眠することにした。
雨の音が少し和らいだようだ。

昨日のうちに、寺の近所でブドウを育てている佐藤さんから電話が入っていたので、市役所の用事をひとつ済ませてからそちらへ向かった。
たった40分の距離なのに、路面が乾いているところがあった。
昨夜の雨は局地的なものだったらしい。
佐藤さんには、ピオーネを頼んでおいた。
それがやっと収穫できるようになったという知らせだった。
「ハウスでブドウ育てるのもやっと慣れてきましたわぁ〜」
そうおっしゃってたのが、だいたい今から5年くらい前のことだった。
憲正さんの具合がだんだん悪くなって、外に出なくなりはじめて、その年の夏から佐藤さんのお宅へは私がおじゃまするようになった。
裏山にある有縁無縁のお墓の供養を毎年お願いされてもう50年以上にはなっていると思う。
あの急な坂は、私でも足袋に雪駄では登れない。
裸足になって雪駄を履いてお経を読んでいるとヤブ蚊の大群が容赦なく襲ってくる。
毎年こんな感じで同じことがくり返されているわけだ。

お墓から帰ると、ひとしきりお茶飲み話が始まる。
その茶口にピオーネが出たことがあって、その年は収穫がやけに早くから始まったのだそうだ。
「ハウス一つを共同でつくっとられるところもよぉけぇおってですが、ありゃぁいけません!」
「えっ?どうしてですか??」
「結局、誰かがやってくれるだろうで、時期逃すんですわぁ〜。それが重なってどんどん先へずれ込むから、売れるものも売れんようなりますがね」
なるほどと思った。
農業の組織化が難しいのもそのあたりに起因するのだろう。
やっぱり、私は彫刻造ってて良かった。食後のデザートで冷えたピオーネが旨い。

IMG_1001.jpg

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