工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

窮屈な日常 

2015/09/15
Tue. 22:07

もうずいぶん前にお檀家さんからいただいた中古のヤマハの除雪機の修理が終わったと、寺の近所の農機具屋さんから連絡が入った。
もう、そんな季節かと改めて思った。
お檀家さんも、万善寺が貧乏寺だということは薄々気が付いていて、時々、その家の廃棄物をおさがりで寄進しようというありがたい連絡が入る。
巨大な業務用の中古灯油ストーブ。
立派で分厚い座布団。
それに中古の除雪機。
いただけるものなら、何でもありがたく頂くのが私の主義。
憲正さん夫婦は、どちらかというとおさがりのもらい物は面倒がるふうを見せていた。
私が住職を務めるようになってから、相次いで寄進の話しが舞い込んで来るようになった。
他人は、ひとのフリをなかなかマメに観察していて、上手に話題を使い分けながらすり寄ってくる。
私としては、裏表のある暮しや付き合いは疲れるばかりで面倒になってくる方だから、普通に正直に人とつきあうようにしている。昔はそうでもなかったのに、最近は面倒なことがあるとハッキリ面倒だというし、イヤなことがあるとハッキリイヤだといってしまう。それも面倒なことがけっこうあったりして、そういう時は忘れたフリをしたり知らなかったことにしたりしてやり過ごす。自分でもイヤな性格だと思うが、吉田家の家族はそういう私のことを良く心得ていて、度がすぎた行為に出ると、徹底的なバッシングが四方から降り注ぐことになる。先ほども、ちょっとしたことでそういう状況に至って、ワイフとキーポンから徹底的に叩かれた。
それが家族身内の有難いところだとまずは反省した。

明日は、寺の護持会総会がある。
毎年秋の始まりのこの時期に総会があるということが、どうも非常識に思えてしょうがない。昨年も同じように釈然としない気持ちのまま出席しているが、何か言ってしまうとまたワイフに叱られそうななので、毎年グッと我慢して出席している。
諸々の集金もあったり上納金も納めたり出費もバカにならない。末席末寺の万善寺も一応宗教法人の立場を維持しているから、税制上の優遇を得たりすることも当然あるはずだが、万善寺はそんなレベルでもないからかすりもしない。
最近話題の神戸を本拠地のある団体組織員の皆さんは、高額に跳ね上がった上納金の納入問題で袂を分かつことになって大騒ぎになってしまったらしい。
私の属する美術団体も一般社団法人格をキープしているから、それはそれで会費と称する上納金で会の運営をまかなうことになっていて、年会費の納入もなかなか厳しい。
先ほどまで自治会の定例常会があった。私が石見銀山をしばらく留守にしている間に、3カ月分の自治会費が滞納になっていた。
ことの大小関係なく、とにかく現代の世の中は全てお金で動くことが常識のようだ。
アウトレットもユーズドも全てお金に換わる世の中で、隣近所友人知人物々交換のユルイお付き合いはもう出来なくなってしまったのだろうか・・・
要害山の山頂から日本海を眺めながら日常の窮屈に思いを馳せた。

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