工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

二足の草鞋親父 

2015/09/20
Sun. 23:58

最近めっきりと日が短くなった。
少し前までは夕方6時を過ぎてもまだ世間がそれなりに明るかったのに、今は車のライトが必要になるまでになった。
7時になるともう夜と言ってもおかしくないほどになっていて、さすがにその時間帯でグラインダーを使うことを躊躇してしまう。
まったく人の感覚というものはいい加減なものだ。
夏の間の日の長い時は、平気で7時過ぎまでガンガン鉄板を叩いていてもなんとも思わなかった。
夕方の6時過ぎに行水を始めると、「あんた、こんな早いうちからもうお風呂入ってんの?もう少しくらい仕事できるでしょう!のんびりしてるんだったら洗濯物くらい取り込んでよ!!」って感じで、ワイフに叱られていたのに、今では「もうそろそろお風呂にしたら?夕食遅くなるから早く済ませてね♡」ってことになったりして、なかなかややこしい。

結局はそういうことで、7時には世間が真っ暗になって工場の照明だけが作業の頼りになってくると、ジジイに近いオヤジは手元の様子がだんだん曖昧になってきて、それがそろそろ1日の仕事の切り上げ時という知らせにもなって、それでも無理をしてしつこく仕事を続けることのリスクが増えるばかりだということは今までの経験で薄々気がついてもいるから、キッパリと作業を終わりにして片付けにとりかかった。
どちらかと言うと仕事の段取りは慎重に進める方なので、ふとした気の緩みで怪我をすることも少ないほうだと思っている。
その怪我はやはり日が沈んでからあとが多い。
夜になると工場周辺には自分一人しかいないし、それで怪我でもしたら誰も助けてくれないから余計に慎重になる。
若いころのように無理をしても次の日はケロッとしているほどの体力もないから、それなりに上手に我が身と相談しながら付き合っている。

毎月21日は弘法大師さんの御縁日になっている。
例年は6月の御縁日の夕方から集落の集会所へ出かけて祈祷法要と塔婆回向をするのだが、今年は丁度憲正さんの遷化が重なったから日延することになって、それが明日になって、先ほど塔婆を書き上げた。
曹洞宗の坊主が弘法大師さんの法要を務めるという不思議な取り合わせだが、万善寺のあたりは真言宗の寺がないから、ほぼ同じお経を読んで祈祷法要も出来る宗派の坊さんに声がかかって今に至っているわけだ。
明日行く集落は、万善寺以外は浄土真宗の寺しかないし、万善寺のお檀家さんもいないし、なかなかお付き合いが簡単にはいかない。
持ち回りの世話役さんとの意思の疎通もうまくいかないことがあったりして、結構気を使う。
その上、夜の法要だから年寄りの荷が重くなって世代交代も回転が早い。
昼のうちはギリギリまで工場で仕事をして、それから床屋して法衣に着替える。
帰宅は10時位になるだろう。吉田家の女性方はとっくにグッスリおやすみでしょうね。

IMG_1022.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2095-2fe61725
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-06