工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

プロの仕事 

2015/09/27
Sun. 21:53

島根〜徳島彫刻の旅オプション倉吉付きから石見銀山へ帰ったその夜は、さすがに全身へ溜まった疲労もあって夕食後の3時間は泥のように眠った。
目覚めるとまだ深夜とも言えない早い時間で、ワイフは彫刻制作の小休止をしていた。
この2〜3日は残暑を思わせるほど暑い日が続いている。
制作をするには、少し汗がにじむくらい暑いほうが身体も動きやすい。

7日努めが回ってきたので、朝から改良衣に着替えて赤来高原まで結界くんを飛ばした。
秋の交通安全週間のせいで、街道のあちこちに島根県警関係者が湧き出ている。1年中こんな感じで交通安全に務めたら、スピード違反や交通事故も減るだろうなと人事のように思いながら銀山街道を往復した。
午後から近所の棟梁へいお願いして軽トラを借りた。今年の彫刻は、自分一人の体力では移動できないほどの重量になってしまったので、軽トラへ積み込んで搬入することも大仕事になってしまった。都合2回往復して、夕方になってやっと島根搬入が終わった。

工場の敷地は、平らな地面が何処にもなくて、組み立てのバランスを確かめるときは、ほとんど感に頼るしか無いほど苦労する。いつのまにか島根搬入の西濃さんのプラットホームが唯一条件の良い組み立て場所になっていしまった。
吉田家の彫刻制作や作品移動ではもうかれこれ30年ほど西濃さんへお世話になっている。
30年前は平社員で事務所を切り盛りしていた青年も、今では立派な営業所長に昇格している。当時散々お世話になっていたトラックの運転手さんはもう随分前に定年退職された。
いずれにしても長い付き合いだということでわがままに甘えさせてもらっている。

組み立てのバランスをチェックして、資料写真を数十枚ほど撮って、西濃の運送業務へ迷惑をかけないように彫刻を片付けて引き上げていたらワイフから電話が入った。現在の彼女は彫刻制作も佳境に入っているから、そろそろ最後の組み立て前の助手で私が呼び出される頃合いになった。
借りていた軽トラを工務店の作業場まで返しにいったら、丁度棟梁がいてしばらくオヤジの世間話に花が咲いた。
先日、スズメバチの巨大化した巣の撤去を頼まれたそうで、ひとしきりその話題で盛り上がった。
最近は、ジェット噴射の蜂専用殺虫剤のおかげで、蜂の巣取りも随分楽にできるようになったそうだ。その代わり、結構な高収入になる蜂の子や蛹の方へも殺虫剤が回りこんでしまうから、売り物にもならないまま捨ててしまうしかないそうだ。もったいないことだとも思うが、蜂に刺されて命の危険にさらされるよりはマシだと思ってそういう依頼も気軽に引き受けるのだそうだ。
蜂の巣は、寺の梵鐘の上にあったりもするのだが、幸いにも私は今まで一度もスズメバチに刺されたことがない。やはり、こんなナンチャッテ坊主だが、少しはお釈迦様に守られているのかもしれない。立派な蜂の巣退治も、変に儲け話に惑わされないで見て見ぬふりで付き合っていたほうが安全のような気がする。
今日も1日色々あったが、それはそれで充実した1日だったように思う。

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