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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

第53回徳島彫刻集団野外彫刻展 

2015/10/03
Sat. 23:55

明日開催の徳島野外彫刻展に先立って、夕方、少し暗くなり始めた頃に現地入りした。
主催責任者の松永さんと、会報事務局担当の居上さんに旨い夕食で歓待していただいたが、私個人はこのような待遇に慣れていなくて少々緊張してしまった。
それでもビールが一杯入ると平常心が戻って、結局終いにはいつものアホオヤジのノリに戻ってしまった。
今夜の宿舎は居上さんが手配してくれて、夜食や明日の朝食の買い出しをしてやっと先ほど少し落ち着いたところだ。
それにしても、徳島は暑い。真夜中に近い今頃でも、なんとなく汗ばんでしまう。

徳島の野外彫刻展は今年で53回目になる。巷の数ある公募展より歴史が古かったりする。
主催のお二人の話を総合すると、徳島大学の先生だった阪東文夫氏がそもそもの発足人で、作風会派年功序列の枠を超えて超党派の彫刻制作集団を作られたのだそうだ。
阪東氏は、あの佐藤忠良さんとも親交の深い同窓生だったりして、地元徳島の彫刻会をリードする彫刻家であったそうだ。
松永さんは尊敬する坂東氏の彫刻振興の理念に賛同し、発足して数年後には同好の彫刻家の一人として徳島彫刻集団に加わり、現在では坂東氏の意志を正当に引き継いで主催代表を務めるまでになられた。
吉田と松永さんとの出会いを語り始めたら、夢と理想と現実と非現実が入り乱れて収集がつかなくなってしまうので、さり気なくスルーさせてもらうが、それでも、最初の出会いからだいたい20年ほどの時を隔て今があるということだけは間違いがない。
ナンチャッテ坊主のナンチャッテ彫刻ごときを、伝統ある徳島野外彫刻の末席に設置させてもらえるだけでありがたいことであるし、自分にできることは身体で返すくらいしか思いつかないから、こうしてオープニングの前日入りをしたわけだ。
結局は、かえってお二人に迷惑を変えてしまったようで恐縮してしまう。一方で、あまりしつこく遠慮するのも空々しく寒々しくなることもあるし、そのあたりのさじ加減が難しいと思いつつ、結局お遍路の聖地お四国のおもてなし精神に甘えることにした。

明日は早朝から会場の徳島中央公園に移動して、じっくりと出品者の彫刻を鑑賞させてもらおうと思う。
それに、運が良ければ作家との情報交換も出来ればいいなと思っている。
夕食の席で松永さんから印刷の終わった展覧会のチラシを頂いた。
既に出品作家の作品写真がA4両面フルカラーで刷り上がっていた。
約30点の野外彫刻が公園にひしめいている。
島根ではとても目にすることのない贅沢な空間がチラシに収められている。
やはり、半世紀を超える歴史の重さを感じる。

搬出の時は、なんとかしてワイフを誘おうと思っていたら、タイミングが良いというか悪いというか・・檀家さんから法事の電話が入った。搬出日の次の日の10時から法事が始まる。だいたいに1年中暇に暮らしているのに、何故かこういう時に限ってことが重なる。なんとも辛いことだ。

IMG_1030.jpg

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