工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

不条理 

2015/10/06
Tue. 21:45

実に不条理だ!
自他ともに認める山寺の田舎坊主が、松江に居住するお檀家さん宅へ法事にでかけた。
朝の通勤ラッシュを避けて山陰道を使えば普通に1時間半あればご自宅まで到着するはずだった。
ほぼ予定通りに松江の市街地へ入って・・・なんとそこから30分!
さて、田舎の都会程度の松江で信号機をいくつ通過しただろう。
特に自分のことを気が短い人間だとも思っていないが、この市街地の渋滞とも言えないほどの車の流れには我慢できなかった。
坊主ともあろうものが、お檀家さん宅へ到着するや、真っ先に愚痴を吐いてしまった。
一杯の煎茶でやっと人心地ついてそれから密かに反省した。

年回法事の時にしか合うことがないので、この際にと色々熱心に仏事のことで質問を受けた。人間年をとると、それまで関心のなかった仏教のあれこれが気になり始めるのかもしれない。それだけ、この世の先が見え始めてあの世が近付いているという自覚が芽生えてきたからなのかもしれない。
そんなわけで、田舎の法事だと斎膳も含めて3時間位で終わるところを、お経とお話だけで軽くオーバーして石見銀山へ帰宅したのは16:00近かった。1日がかりの法事になったことも最近は珍しい。
この度は斎の膳も御膳料になったから昼飯抜きで結構腹が減った。

最近、自分の中で気になっていることは、口座引き落としとマイナンバー。
先日、引き落とし口座にしている銀行から手紙が来て、「重要」と書いてあったから、また残高不足で引き落とし不能でもあったかとドキドキしながら封を切ったら、「○○銀行△△支店閉行と統合のお知らせ」だった。それにともなって、年内に引き落とし口座が利用不能になるからあとはよろしく・・って感じで、なんとも一方的な通知だった。今時のことで、どれだけの件数が口座の自動引き落としになっているか・・・それを全て自分で変更する手間を考えると気が滅入る。
その上、よく訳のわからないマイナンバーの一方的決定通知。
世の中で、給料の源泉徴収や各種納税や場合によっては保険料に至るまで、複雑に管理されて暮らしている一般ピープルのどれだけの人が十分に理解して対処できるのだろう。すでに90歳を超える私の母である寺のおかみさん名でダイレクトメールが届いても、結局その事務的に煩雑なことは私へ回される。現在海外で働いていて日本住所不定のノッチが日本へ帰った時にはマイナンバーのない無国籍人間になっているかもしれない。自宅から遠く離れた学校で勉強しているキーポンとはどうやってマイナンバーなるもののやり取りをすれば良いのだ。それに、自営業で青色申告の吉田と、宗教法人傘下の末寺で住職の吉田は一つのマイナンバーをどのように使い分ければ良いのだ。
とにかく、日常の毎日の朝昼晩のご飯を食べるだけで精一杯のギリギリの毎日を過ごしている吉田には、このような社会システムの一方的押し売り通知に耐えるだけの余力はない。
先々のことで思い悩んでも無駄なことだとわかっていても、やはり小心者のナンチャッテオヤジは先行き不透明な見通しで憂鬱になるばかりなのであります。

IMG_1213_20151006214355470.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2111-0a308c95
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-06