工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オヤジとネコ 

2015/10/20
Tue. 21:52

とみ山彫刻フィールドアートワークの準備が本格的になってきた。
朝からいつもの棟梁と小学校の校舎に入って、パネルを組み立てたり教室の整理をしたり、荷物を持って1階と2階を何度も上がり下りしていたら、調子の悪い膝がみるみる悪化した。
国道沿いに看板を設置するので、その申請書類を警察まで取りに行った。べつに表立ってやましいことをしているわけでもないのに、玄関を入る時はどうも緊張で顔がこわばってしまう。警察は私の三大嫌い場所の一つだ。ちなみに、あとの2つは学校と病院。今回の企画で、その三大嫌い場所の2つまで関係することになってしまった。

お昼を少し過ぎたところで棟梁の大工仕事が終わった。
私の方は教室の片付けなどが残っているが、腹も減ってきたし、キリの良い所でひとまず切り上げることにした。アチコチまわって必要な買い出しをして帰宅したら、ワイフが昼食を作り始めた。今日は何かの行事の関係で久々の平日休みになったのだそうだ。
ワイフが家にいる時は、だいたい私の顔を見てから食事の支度を始める。冷めた料理を出すのが嫌なのだそうだ。私の方は特にそこまで食事のことで温かいとか冷めているとか気にしてもいないのだが、昔からそういう感じで変わることもなく今に至っているからその流れに慣れてしまった。

夫婦で昼食を食べるなんて久々のことだ。
結婚してすぐで、まだ子供もいなくて、ワイフも専業主婦だった頃のことを思い出した。
あの頃は、5世帯分の住宅長屋の日当たりの悪い一番奥まった端っこで、しっぽの長い黒猫のタマと一緒に暮らしていた。近所に家もなく、地域の自治会に入ることもなく、その長屋だけが周囲から切り離されたような環境だった。
タマはその後2回の引っ越しについてきた。引っ越しのたびに町場の住みにくい暮らしへ環境が変化した上に近所に野良猫がたくさんいて、いろいろな病気や喧嘩の怪我で心身ともにボロボロにやつれて性格も荒れて、結局フラリと家出してそれっきりになってしまった。自分の仕事で転勤が避けられなかったことだからしかたのないことだが、タマには悪いことをしてしまった。今のクロが吉田家にやってきた時も、タマのようにしてしまうかもしれない気がして、私としては同居を拒んだりしたが、猫好きの上に軟弱な性格が災いして結局飼うことになって今にいたっている。
そのクロが珍しく今日は一日中私の書斎でゴロゴロしている。夕方にワイフのすきを狙って一度脱走したがあえなく捕まって、それでも若干気持ちが晴れたのか、今はシュラフのど真ん中で落ち着いている。

九州の彫刻家から少し深刻なメールが届いていた。こういう内容にはなかなか返事がしにくくて、そのままスルーすることも多いのだが、とにかく踏ん張って早く返事を書くようにしている。昼過ぎからかれこれ半日ほど使ってそれなりに悩んで、やっと少し前に返信が終わった。
こうしてダラダラと備忘録を書いている方がずっと楽なことだ。
クロがムクリと起きてまずは大あくび。それから身繕いを始めた。

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