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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

夏の空 

2010/08/21
Sat. 09:34

お盆も過ぎて少し涼しくなりましたね・・というのはウソ!
・・早速、道元様の教え「不妄語戒(ふもうごかい)」に背いてしまいました。

このところ、お盆行事の最後のひとやま兼、秋のお彼岸のプロローグがはじまりつつあります。
万善寺は琴引山にあった寺町から現在の場所に移動したもののようです。
詳しい資料が散逸していて、そのスジの方々の話しを整理するとどうやらそのようなことになります。
寺町の時代は早くは平安・室町から主に戦国の毛利・尼子と栄え、江戸から明治期に焼失や衰退宗派替えなどがくり返され、今に至っているようです。

仏教僧侶の妻帯が許されるのは日本だけのようです。万善寺のような曹洞宗寺院の場合、宗門からの表立った許可が下ったのは大正期の頃のような話しですが私はそこまで勉強できていません。現在でも表面上は世襲を認めず師弟継承になっているので、寺名は変わらないけど坊主の名字が変わるようなことがよくあるようです。
そんな関係で代替わりが頻繁に続き、室町期の開祖さんから数えて私が住職になれば23代位になるはずです。
なれるかどうか分かりませんが、この辺りが日本独特の「在家坊主」といわれる所以でしょう。

さて、そんな訳で、万善寺周辺の地域が昔の古戦場だったことや農業地帯であることなどから、様々な仏教崇拝が残されているところです。
弘法さん・観音さん・地蔵さん・七面さん・馬頭さんなどをお祀りして無病息災・身体安全などを祈願したり、道具代わりの消耗品だった牛馬の供養をしていただくところからはじまって、それにお盆恒例の先祖供養の塔婆回向が加わって、全盛期はそれぞれの地域でお盆の恒例行事になったりして今に至っています。
時代と共に地域のお年寄や家長の考えも変わり、規模も縮小傾向にありますが、それでも毎年お声がかかって色々な地域に出かけます。

だいたいそのような法要は夕方から夜にかけてのおつとめが多いので、その日もギリギリまで現代彫刻展小品展の用事をして万善寺へ走りました。
途中、バケツをひっくり返したようなものすごい雨が降ってきて、ポンコツ君のワイパーモーターが壊れないかと心配するくらいでしたが、琴引山の辺りはまだそれでも明るいし、青空も見えているからそのうち止むだろうと思いつつ走っていると急に乾燥した路面に変わり、それまでの雨がウソのように何事もなく晴れていて、もちろん万善寺は一滴の雨も降っていませんでした。
たった半径2~3km程度の集中豪雨だったようです。
これじゃぁ突然の川の増水も気がつきませんよね。

IMG_8706.jpg正面の山が琴引山

IMG_8719.jpg万善寺上空は入道雲もなく良い天気・・・というより暑い

備考:「不妄語戒」(ふもうごかい)
曹洞宗開祖道元禅師の教えの一つで、「簡単に嘘をついたり人をだましたりしてはいけませんよ」のような意味

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