工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

機械に使われた 

2015/10/29
Thu. 22:28

吉田・周藤と助っ人の棟梁の三人で2台のレンタカーを借りて一気に富山の搬入を済ませた。
ハードな一日になるだろうと予測はしていたが、やはりなかなかのもので、結構厳しい作業になった。
それでも、周藤さんが修正してくれた当日のスケジュールが功を奏して、ひとまずは当初の予定がほぼ終了し、結果としては全体の80%が完了したと思っている。

野外彫刻の展示は、もう随分前から私のライフワークのようになっている。
最近は、3年ほど前から毎年石見銀山へ彫刻を展示することができていて、自分としてはけっこう満足している・・・といっても、内容の善し悪しはわからないけどね。
それでも、それで勢いづいたというか、このところコンスタントに自分の作る野外彫刻が回転し始めている。
今年の春には、寺のとなり町の道の駅の近所へ設置することも出来た。
そして今回は、富山町内の各所へ自分の彫刻も含めて6点の野外彫刻を設置した。
こういうことが継続して、数年の間に富山が野外彫刻の町になるくらいまで盛り上がってくると良いなぁと思っているが、さてそこまで出来るかどうかはわからない。

さて、その彫刻設置で一苦労したのが2トンのユニックレンタカー。
だいたい、ユニック車で2トンというのを探すのが難しい。
やっとの思いで探しだしてひとまずは予約をして、棟梁にそれを持ってきてもらった。
私の方は同じ日に箱トラックを借りていたから、さすがに一人で2台のトラックを運転できないし、無い知恵を絞って棟梁に泣きついたわけだ。
そこまでは、我ながらなかなかの名案だったのだが、さて、ユニック車を操作する段になって躓いた。
そのユニックが我々にとっては最新式過ぎたからだ。
なにか操作レバーを動かすたびに、優しげなおねえさんの声で「あれはダメ」とか「先にこれしろ」とか、やたらとダメ出しや指示がくる。
棟梁も私ももう20年位前の古い4トンユニックしか扱うことがなかったから、さすがにこれにはまいった。
何をするにもおねえさんのいうことを聞かなければいけない。
昔はちょっと面倒なことは、2つ3つの工程を割愛してチャッチャと済ませてアームも言うことをよく聞いてくれていたのに、最新式は一つ操作を飛ばそうとするとピクリとも動かない。
結局何が誤算だったかというと、ことごとくそのユニックのクソ真面目で鈍い動きに尽きる。
「なんか、機械に使われていますよね」
一緒に彫刻の積込を手伝ってくれた運送屋の所長さんがポツリと言っていた。
正にそんな感じ。
気づかないうちにいつの間にか人間が機械の言うことを聞かなければいけない時代になっていた。

IMG_0558.jpg

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