工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

気持ちいい 

2015/10/31
Sat. 23:56

あれだけ飲んだのに結構目覚めが気持ちいい。
ここは、大田市富山町の古刹曹洞禅寺松林寺。
ほぼ真東に向かって本堂が建っている。
朝日が須弥壇の本尊様へ向かってしだいに伸びていくさまはなかなかのものだ。
万善寺のチャチな本堂とは一味違う。
野鳥の声を聞きながら周囲を一回り散歩した。
つがいのカラスがうるさく鳴きながら富山の谷を渡って行った。

とみ山彫刻フィールドアートワークの1日目は、近所のおばさんの犬の散歩から始まった。
前日に作家の教室個展の会場設営が長引いて、結局そのまま朝まで小学校で寝たから何処かしら気持ちがと切れることのないままでいたら、そのうちワークショップでお願いしている根付彫刻家の田中さんが到着。それからしばらくしてお地蔵さん制作でお願いしているいつもの坪内さんが到着した。
この二人は、インターネット環境とは全く縁のない暮らしをしていて、FAXのやり取りも不具合のあるような状態だから、1ヶ月の間ほとんど事務連絡もないままスルーしていたが、かえってそのくらいのほうが逆に気持ちが通じているようなところもある。
早速テキパキとものつくり教室コーナーの準備が始まった・・・と、そうこうしているうちにもう最初のお客さんがやってきた。
スタートは10時からになっているのに・・・さすが、田舎時間は一味違う。

その10時には既に二人のコーナーはお客さんでいっぱいになていた。
チラシには定員10人をうたってあって、それが功を奏したのかもしれない。
今は子供達の声も途絶えた旧富山小学校の校舎が久々に活気づいた。
普通ならうるさい雑音でしかない鎚の音がアチコチから聞こえる。
それがこういう時は何故か気持ちいい。

昼前になってワイフが足を引きずりながらやってきた。
この1ヶ月の間に、どんどん症状が悪化している。
私も似たようなもので、まともに歩けない毎日が続いているが、こちらの方は肉体疲労が原因だということでわかっているから、騙し騙し付き合っていくしか無い。
今の仕事が落ち着いたらそのうちいつの間にか少しずつ治っていくだろうと思っている。
いずれにしても、これからは元気であるかどうかという基準も下方修正しながら自分の身体と付き合っていくしかない。こうして、足腰が弱って不具合が始まると、若いころと同じように行動することはまず不可能だということになる。
彫刻の制作にしても、そういう自分の身体を上手に騙しながらユルユルと造形の緊張感を保ち続けるようなことをしていかないと気力も萎える。
さて、あと何年くらい彫刻の現状が維持できるのか・・・歩きにくそうに大きく揺れるワイフの後ろ姿が痛々しい。
頭のモヤモヤがスッキリしないまま冷たい朝の空気を胸いっぱいに吸い込んでみる。
やっぱりなんだかんだいっても気持ちがいい!・・・こんな感じってジジイッて感じ??

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