工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

アートなフレーム完成 

2015/11/05
Thu. 23:26

「あんた、まわりにどれだけ迷惑かけてるかわかってるの?!」
久々の日曜と心に決めて朝寝をむさぼっていた四畳半に、ワイフのお叱りが響いた。
(ごもっとも・・そうでございます。何も言い訳できませんです・・・)
そう思いながらシュラフを被った。

なんだかんだいって、いつも一番迷惑をかけているのは、他でもないワイフその人だということがわかっているだけに、なにも言い返すことが出来ない。
20代の頃からの長い付き合いだから、誰よりも私のことをよく知っていて、それでそれがわかっていてこうして捨てられないで一緒に暮らしているわけだから、ワイフの微妙なさじ加減の丁度いい加減な具合にはまったく頭が上がらない。
それでも、こうしていつもいつも誰にも相談しないままわがままにやりたいことばかり決めてしまうものだから、ここまでくると取り返しがつかないところまできていると自分では感じている。

いつもいろいろなところで呪文のように「一度しかない人生だから・・」を繰り返しているから、私の近所で付き合っている人たちは(またはじまったか・・)くらいに思って、ほんとうにめんどくさい奴だなぁと思われているのだろうが、それでもそれが自分の正直に決めて思っていることだから思わず口走ってしまってもしかたがないことだ。
一方で、こう見えても結構今までいろんなことを我慢してきたし諦めてきたし妥協して流されてきたことも事実だ。
今更そういうことをほじくり返してアァ〜だコォ〜だいってもどうなるわけでもないから、このまま突っ走るしかないと最近はある意味で開き直っているところもある。
それに、自分では今の自分がやっているとこは間違っていないと確信しているようなところもあるから余計に頑固になってたちが悪い。
ワイフが厳しく指摘しているのは、そのあたりのさじ加減が今の私の状況と上手く釣り合っていないと言っていることと解釈している。

島根の片田舎で適度に過不足なくまわりに流されて、時々正気に本気になって取り憑かれたように制作に励んでそれなりのまあまあの出来栄えに自分でニヤリと満足しているような制作と発表を繰り返していてもそれはそれで気持ち良いことなのかもしれないが、残念ながら私にはそういう余裕が無い。
吉田が吉田らしく吉田のやりたいことを続けるということは、それがそのまま自分の生きざまになっていかないと、吉田の言動に馬力が無くなってしまう。
とにかく、何かしら一本筋の通った彫刻をつくり続けるということが何よりの吉田の強みになっていなければ、吉田の言動の根拠が無くなってしまう。
人の考えや思いは様々で、それが私と同じように彫刻を造っている連中でも一人ひとりみな違ったように思い悩み目的を決めて違ったふうに彫刻制作を続けているわけだから、算数のように答えは一つしかないなどとシンプルなものでもない。
島根の田舎で生まれて歳をとってあとは死んでいくしかないという、そういう人たちでも、一生に一度は美術造形の刺激にふれて感動して欲しいと思っている今日このごろであります。

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