工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

とみやま野外彫刻 

2015/11/13
Fri. 23:13

通夜は暴風雨の中で始まって終わった。

だいたいに吉田正純という人間は1人しかいないのに、万善寺の住職であり、彫刻家でもあるから、全く接点の無い二つの用事が同時に重なってしまうと、身動きがつかなくなってどうしようもない。
そういう時は、サクッと割り切って住職家業を優先することにしている。
彫刻関連の方は、私個人の融通でとりあえずはなんとかなることの方が多いから、出来るだけまわりに迷惑をかけないようにはしているつもりだけど、結局は何処かしら誰かを頼って迷惑をかけてるんだけどね。

今回も、富山町の文化祭に併せて展覧会の方だけイベント期間を一週間ほど延ばしておいたが、急な葬儀が続いて予定が完全に狂ってしまった。
枕経を読んだり、授戒をしたりの最中は、キッチリとそちらの仏事に集中している。
それでもお務めが終わってお茶を頂いたりして気持ちが緩んでいる時にフッととみやまのコトが脳裏をかすめてしまうものだから、何かと気になってきて落ち着かない。
ものの見方や考え方は人それぞれだから、何が間違って何が正しいのか、そのあたりのことになると解釈の基盤が少しズレているだけで無駄に収拾のつかないもめ事が起きてしまったりすることなどしょっちゅうのことだ。
それは、万善寺住職の坊主家業の中でもあることだし、彫刻関連の付き合いの中でもよくある。
地域や当事者の温度差に至っては、趣旨の解釈の違いがあったりすると、その差を埋める適切な手段もないまま延々とレールのごとき平行線が続いていく。

万善寺でいうと葬儀に対しての地域の共通理解と運営方法のこと。
彫刻でいうと制作と発表の趣旨や手段の具体的相互理解のこと。
完全にシンクロして盛り上がってしまえば、それはそれでひと山越えた感じで次が見えてきたりもするが、世の中はそう簡単に上手くいくばかりでもない。
今回も、葬儀の次第をどうするかで今朝から色々な電話がかかってきて、移動しながらの応対をするだけでグッタリと疲れてしまった。
彫刻の方もとみやまでの展覧会を捨て置くわけにもいかないし、いろいろ考えた末に、やはり自分で動くしかないだろうと、通夜が終わって暴風雨の中、風であおられてフラフラの結界君をダマシダマシ石見銀山へ帰ってきた。
先ほどまでクロにジャマされながら改訂版の目録を50枚ほど印刷をしていた。文字だけのデータまで印刷屋さんへお任せしてしまうと、乏しい予算を無駄遣いしてしまう。
目録データを加筆修正して気付いたことだが、展示された作品だけで50点をこえるほどの規模になっていた。野外彫刻の飛び入りで、トラックレンタルに予算を超えた不具合を生じたものの、やっぱりやらないで後悔するよりは良い!
明日は、早朝からとみやまの会場受付をセッティングして、その足で万善寺へ走って何食わぬ顔をして葬儀で引導を渡す。
自分で云うのも何だけど、いいかげんジジイに近いオヤジがよくやっていると思うよ。

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