工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

小雨のとみやま 

2015/11/20
Fri. 23:52

正直なところ、やはり自分の体力がかなり落ちているなぁと感じた。
特に無理をしているとも思わないのだが、一日のスケジュールをこなすのが辛くなってきた。
確か45歳くらいの時に、突然原因不明の絶不調に陥って、その時はなにがどうしたのか訳の解らないまま悶々として悩んだ末に思い切って総合病院で検査をしてもらうことまでしたのだが、結局特にたいした異常もないまま原因不明ということで決着した。
今思いかえすと、あれはきっと加齢によるちょっとした肉体の衰えだったような気がする。
そういうことが一度でもあると、それ以降の節目節目にガクッと身体のシステムが崩れるような兆候を意識できるようになってきて、「あぁ〜、そろそろまた老化のひと山が迫ってきはじめたなぁ」と予測しながら1〜2年を暮しているうちに、いつのまにかその時の絶不調が普通になっていて、自分の身体をダマシダマシ酷使しながらそれなりの日常生活を送っていたりするようになる。

富山小学校で搬出の作業を続けて3日目になる。
10月末の搬入の時は、六本木の展覧会が終わった延長で、そのまま休むこともなくいっきに富山町へ彫刻を移動したりしてかなり無理をしたから、その後の体力回復が思うように進まなくて苦労した。
搬出はそういうことのないように、とにかく無理なくことを進めようとそればかり意識しながらここまできた。
10年も前のことだったら半日で終わるほどの仕事量をゆっくりと一日かけて着実にこなした後、お世話になった各所に彫刻家吉田満寿美の近作小品と彫刻家吉田正純の近作ナンチャッテ彫刻を配って歩いた。
なんとなく、「押し売りに近いことやってるな・・」と思わないでもなかったが、それでも一応は喜んでもらえたような気もする。
期間中、チョクチョク入り浸っていたJAショップのオネエサンとも今では気軽にオヤジの冗談や駄洒落交じりでしゃべれるまでになったし、ゆうパックでお世話になった郵便局も局員のオネエサンやオジサンとも顔見知りになったし、曹洞宗の空き寺を管理している檀家総代さんにもお近づきになれたし・・・たった2週間ほどがそれなりに濃密な2週間になった気がする。

夕方になって小雨がパラつきはじめる中、残っていた石彫の福光石を回収して結界君に積み込んだ。
総重量200kgくらいにはなっただろう、そのおかげで久々に結界君の乗り心地が良くなった。やはり貨物車は荷物を積んでナンボのもんだ。
ポスター看板の請求書が届いていたから、途中で寄り道をして支払いを済ませた。
コーヒーを飲みながら長々と世間話に花が咲いて、気が付くと結局最後は自分の老化と親の介護の話題になっていた。だいたいが、「そぉ〜そぉ〜!」とか「あるある!」とかそんなノリで盛り上がって収拾がつかなくなった。
お互いに、確実に一年ごとに歳をとっている。
10年前はこんな話題などカケラもなかったのにね・・・

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