工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

食卓の好物 

2015/11/25
Wed. 23:44

元はといえば吉田クロ君は手のひらに乗るくらいの小さい時に吉田家長男に拾われた捨て猫である。
吉田家に来た時は、まだ乳離れもしていなくて手のひらでブルブル震えながら弱々しく鳴いていた。

まだ私が東京の明大前で暮していた時に、美形メス猫のタマと同居していて、そのタマが何処かの野良猫に処女を捧げて、それからその年の冬に電気炬燵の中で私も手伝って初産の子猫を3匹産んだ。
タマと夫婦のように協力しながら猫のお産から子育てまで経験していた私のおかげで、クロは一命をとりとめてスクスク育った。
だからクロは幼少時代の経験から自分のことを半分くらいは人間だと思っているようなところがある。
クロの猫らしいところは、空き箱や買い物袋が好きだということと、ツメトギをするところくらい。かろうじてシロちゃんを自分の同類と認めているくらいで、周辺の野良猫と仲良くなることがない。

結局は私が甘やかして育ててしまったせいかも知れないが、クロは人間を恐がることがない。むしろ訪問者が来たりすると上手にすり寄ってスキを見て脱走をする。それに寝る時はだいたい部屋の真ん中とかオヤジのシュラフのど真ん中とか、リビングの出入り口とか、とにかく吉田家の一等地を独占していることが多い。腹が減ると飯をくれとうるさく鳴いて催促するし、水は上手に左手ですくって飲む。部屋の引き戸は簡単に開けてしまうし、油断していると開き戸のノブまで器用に操作している。
私が頻繁に留守をしている間に、四畳半のど真ん中の一等地が完全にクロに乗っ取られた。
キーポンがいてくれたらそういうことも今ほどひどくなることもなかっただろうと、最近では彼女の功績を評価しはじめつつある。
そんなわけで、今も私の隣・・・というより、私が爆睡しているクロの隣で窮屈な思いをしながらこうしてプチプチとキーボードをたたいている。

やっと例年のように寒くなって冬らしくなった。
ワイフの仕事先は石見銀山の自宅から20〜30分圏内の山間部にあるから、冬はスタッドレスが必需品になる。
このところの暖かい天候のおかげですっかり気持ちが緩んでタイヤ交換もしないままノンビリ過ごしていたワイフを説得して、新品のスタッドレスを買いに出かけた。
やはり日本製の普通車のタイヤは高いからカードを使って2回払いにしてもらった。
私の結界君は、溝山の限界になったタイヤを、今シーズンも使いたおすか、もしくは更新するか微妙なところでまだ迷っている。

夕食は、半日ほどつき合ってあげた私へのお礼なのか、食卓に好物が並んだ。
久しぶりの湯豆腐と鳥皮。それに初物の広島産牡蠣。
少し甘めの日本酒が旨く飲めたし、クロのわがままも今夜は許してやろう・・

IMG_1474.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2161-6cb8b560
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-08