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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

冬がきた 

2015/11/26
Thu. 23:32

あたりまえのことだが、すぐ日が暮れる。
日本海特有の冬型の気候が本格的になってきて、分厚い雲が低く広がって、風も強い。
工場は石見銀山の谷から二つほど北にあって、日本海に近い。
真冬でも雪はたくさん積もることはないが北風がひどい。
工場の引き戸を開けておくともろにその北風が吹込んできて、CO2のガスが吹き飛ばされてしまう。
薪ストーブの製作が佳境に入っていて大事な溶接が続いているところなのに、今日はガス調整の具合が上手くいかなくて苦労した。
狭い室内の仕事はすぐに粉塵が充満して空気が悪くなるから、1年中扇風機を回し続けている。それに加えて引き戸も開けたままにしているから、こうして北からの風が強い時は溶接が難しい。溶接箇所がすぐに酸化して泡を吹く。強度も弱まるがそれより厄介なのはピンホールが出来てしまうことだ。
仕事が遅々として進まないまま気がつくといつのまにかあたりが真っ暗になっていた。
それでもまだ夕方の5時半過ぎ。
夏場だったらあと2時間は工場で粘れるくらいなのだが、さすがにこの時期は近所の住民の暮しに迷惑をかけてしまうので、適当なところで仕事を打ち切った。

暗い玄関をあけると、土間の暗闇にさし込む街灯の光でクロの目が光った。
オヤジを出迎えてくれたのか、それとも脱走をたくらんでいたのか・・・私と目が合った。
ワイフが四畳半で寝ていた。
特に体調不良があるわけでもないが、毎日の疲れが慢性に溜まって抜けることがないようで、少しでも空き時間が出来るとすぐに横になって仮眠する。
デスクワークの炬燵はスイッチがONになっていて、シロが潜り込んでいるようだ。
クロは自分の定位置をワイフに横取りされてウロウロしている。
まずは作業着を脱いで風呂。頭にバリカンをあて、ゾーリンゲンで髭を剃った。
まだ仮眠中のワイフを起こすのもしのびないので、朝につくっていたパンプキンスープを温めはじめてメールチェックをした。

夕食が終わって四畳半に引きあげたら、シュラフがワイフ型に膨らんだままになっていた。
シュラフメーキングをしてテーブルの書類などを片づけて、寝る前の歯磨きをしていると外が急に騒がしくなった。工場を出る時に降っていた小雨が本格的になったようだ。
SNS情報では、工場周辺は広範囲に停電しているとか・・ついに冬がきた。

明日は彫刻返却で結界君を東へ走らせる。都合3箇所を回って受け渡しをする予定だ。
帰りはキーポンをピックアップして、途中で境港へ寄り道してカニを買おうと計画している。
彼女の誕生日が近い。今年のプレゼントはカニですまそうと思っているが、さて上手くいくかな?
いつのまにかクロが四畳半のど真ん中を占領している。
また寝苦しい一晩になりそうだ。

IMG_1481.jpg

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