工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

いろいろあるね 

2015/11/30
Mon. 23:57

ついさっき、クロが上手に四畳半の引き戸を開けて出ていった。
一度開けたら閉めておいて欲しいが、そこまで猫に期待するのも無理なことだろう。

このところ、急に寒くなって冬らしくなってきたのでやっとストーブを使いはじめた。
11月ももう最後だし、今日は1日デスクワークをすることにして朝からストーブの薪を絶やさないようにしながら、同時に溜まった書類の中から要らないものを焚き付けにまわしたりして少しだけ身辺整理をした。
日中はそんなことをしながらストーブの近くに居続けたからかも知れないが、気が付くと額から汗が流れている。首回りも汗がにじんでシャツも湿っぽい。
先日は雪も降ったのに、今年はどうも気温の変化に体調がついていかない。
それでも最近のクロを見ていると気候の変化がなにげなく予測できるような気がしてきた。
少し寒くなると四畳半の炬燵デスクの特等席に陣取って動こうとしない。
少し暖かい時はリビングにある1人がけのソファーでまるくなっている。
朝から小春日和だったりすると土間の敷台でくつろいでいる。
それにストーブを焚いている時はだいたいその近くでゴロゴロしている。
今夜はどうも何時に無く暖かいようだ。
訳もなく・・というか、クロにはそれなりの訳があるのかも知れないが・・とにかく、今夜のクロは夜行性の猫の本性でやたらとうるさくドタバタ走り回っている。

水木しげるさんの訃報を聞いた。
カニを買いに時々出かける境港の出身だから何かにつけて近い存在だった。
少し前には原節子さんも亡くなったし、このところ自分の中で大正や昭和の時代が特別に強く意識されるようになっている。
原節子さんの時は、追悼のつもりで久々に「麦秋」を観た。
鎌倉の辺りで暮す家族の日常を淡々とスケッチ風にまとめた感じで、一冊のスケッチブックに丁寧に構図を考えて写生されたデッサンを1枚1枚めくりながら観ているような気になる。
原さんは、両親や兄夫婦の家族と暮す婚期を過ぎるギリギリの年齢の娘を演じている。
会話の端々に、太平洋戦争の痕跡が感じられる。
娘さんが婚期を逃した原因も思いを寄せていた男性の戦死にあるような様子がうかがえる。
戦争が終わって日本は社会が次第に活気づいているはずなのに、人々は心の何処かに戦争のダメージをかかえながら暮している、そういう素直に幸せを喜べない湿っぽさが漂う。

もう、今年もあと1カ月で終りになる。いろいろあってアッという間の1年だった。こういう落ち着かない暮しがいつまで続くのだろう。もっともっと思い切って身辺の整理を急がないといけないと思いつつ、すぐに毎日が過ぎる。
ノッチが仕事中に手の平を切って4針縫った。
数年前にワイフがアボガドで失敗した時と様子が近い。
私も3㎝のトゲが手の平刺さってから、その傷がいまだに治らないで苦労している。
それでも、水木さんのように戦争で腕を1本無くすよりはマシだ。

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