工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

12月の紅葉 

2015/12/08
Tue. 23:58

「今日もいい天気で暖かでしたねぇ〜〜」
幾つかの支払いを済ませて、最後になったクロス屋さんのお母さんが領収書を書きながらそんな世間話をはじめた。
確かにこの数日の石見銀山から大田市一帯は小春日和が続いている。
冬の山陰のことだからそれも局地的なものかもしれないが、どうも今年の気象はいつもと違う。
「いつもだったら、もう1〜2回はドカッと雪が降ってる頃ですよね・・先日富山の紅葉がキレイに色づいていましたよ・・・もう12月なのにねぇ〜・・」
少しばかり世間話につき合って店を出たらあたりはいつのまにか暗くなっていた。

ワイフに連絡したら今帰宅途中だという声がぐったりと疲れていた。
彼女にはそのまま石見銀山へ帰るよう伝えて、私は近くのスーパーへ回った。
一日の売り尽くしで生鮮食品がかなり値引きされている。
世間が・・というより、政治が軽減税率の話題で盛り上がっていることを思い出した。
私のような低所得庶民にとって、手が出るのは半額になった鯛のアラとか3割引の豚バラとかせいぜいそんなもんだ。近所のコーナーにずらっと並んでいる加工食品特上マグロのにぎり寿司は、半額でもまだ十分高い。
疲れていそうなワイフを気遣った今日の夕食の買い物は、1本364円のワインも併せて〆て2000円チョット。最近の夫婦二人暮らしの夕食で一人1000円はかなりの贅沢をしてしまった。結局は何処かのコンビニ弁当にした方が安くあがるが、それは加工食品だからこれから先の軽減税率の対象外になる可能性がある。
まったく、今の政治は庶民のベーシックな暮しぶりを全く理解していないね。
朝起きたら秘書が車で迎えに来ているような暮しをしているような、吉田とは別世界で生きている方々には最初から低所得庶民など関係ない話なのだろうけどね。
100歩譲って関係あるとすると、選挙の投票の時くらいのものだろうけど、それも島根くらいの地方になると組織票とか云うヤツがいまだにしっかり残っているから、その筋の関係者には痛くも痒くもない話だしね。
買い物をすませて、そんなことを考えながら日が暮れた銀山街道を素っ飛ばした。

自宅を出る時に、ストーブへたっぷりと薪を補充しておいたから、土間から部屋へ入ったら身体がとろけそうに暖かい。ひと足先に帰宅していたワイフがそのストーブの前でボォーっとしていた。
準備していた風呂が保温されているはずだから、まずは読みかけの文庫本を持って風呂へ入ることにした。短編を2〜3つ読む間に身体が温もった。
実は私は、秋から冬になって日が短くなって夜が長くなる今の時期が昔から大好きなのだ。
仏教坊主の立場で、クリスマスが大好きだし・・・
夜が長いということで、何かいっぱい得した気になってしまう。
仕事も早く終わって風呂にも早く入って一杯の酒も早く飲めて好きな映画は2本くらい楽しめる。
これくらいのマイペースな貧乏暮らしも、それはそれでなかなか楽しいものですよ。

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