工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

コーヒー 

2015/12/10
Thu. 22:46

1日前はあれだけいい天気だったのに、石見銀山は一晩のうちにいっきに冬らしい天気になった。
最近ではこういう急激な気候の変化が身体にこたえるようになってきた。夜のうちからどうも身体がだるくて重い感じがしていたが、限りなく早朝に近い深夜頃になると同じ体勢でジッとしていることがつらくなって、そのことでどんどん目が冴えて眠れなくなってしまったので布団の中でゴロゴロしながら読みかけの文庫本を読んだりしていたらワイフが起きてきた。都合のいいことにそれで気持ちが切り替わったので、おはようの挨拶を交わしてから二度寝に入った。その間に、ワイフは朝食の準備をしてコーヒーをポットいっぱいにしてくれた。
報告書の一つがあと少しで出来上がる。
どうもかたくるしい作文が苦手で、ウンウンうなりながらやたらとコーヒーを飲んでしまう。一日が終わって気が付くとあれだけたっぷり入っていたポットのコーヒーが残り少なくなっている。それでも、夕食の晩酌で一杯やると普通に4〜5時間は眠れてしまう。数年前は不眠症で苦労していたのに面白いことだ。
自分の身体というか体質の変化に自分で戸惑ってしまう。きっと、今頃は人生の何回目かの変化がやってきていて、それにまだ自分が慣れないままでいて、そのうち気がつかないうちに調子の悪いことが普通になっていて、そういうことがくり返されながら少しずつ老化していくのだろう。

コーヒーというと、今はMJBの大きなカンを開けている。
コーヒーを旨いと思って飲みはじめたのは18歳で上京してからだ。
高校までは試験や受験の勉強というともっぱらリプトンの紅茶ばかりだった。
東京に出て予備校の近くの喫茶店でお昼の日替わりランチタイムがあってそれが安くて旨かったから一週間に2日くらいはそこで食べていたのだが、そのランチについてくるデミカップのコーヒーがとにかく旨かった。今思うと、それまではネスカフェのインスタントばかりだったから当然といって当たり前のことで旨いに決まっている。
ある日、その喫茶店のマスターがお昼の忙しい時に包丁で指をザックリ切ってしまった。
ちょうど私が日替わりランチを食べている時だったから、「洗い物しますよ・・」と声をかけたのがきっかけで、それから2年半もの長い間都合の良いようにバイトして働かせてもらった。時給のバイト代よりむしろお昼ご飯に苦労しないですむことの方が有難かった。
マスターは毎朝ネルのドリップで大量のコーヒーを入れていて、それが午前午後の2回に分けてくり返される。
コーヒー抽出のこまかなポイントはその時見ながら覚えて、コツは聞きながら教わった。
コーヒーメーカーの今ではネルドリップなど使うこともないが、ポイントはマメの量と蒸し加減に尽きるようだ。たっぷりのマメを贅沢に使うということと、濃いコーヒーを一度冷ましてから適温まで加熱して最後に色加減を見ながら差し湯をするのがマスターの技だった。コーヒーカップが白いのは、コーヒー色の濃さを見るためだとマスターは云っていたが、ほんとうかどうかは分からない。
今の私はそこまで凝るようなこともないけど、いずれにしてもそこそこ旨いコーヒーが飲めればそれで満足なのさ。

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