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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

机上の花 

2010/08/30
Mon. 08:42

現代彫刻小品展もはじまり、接客の合間を縫ってあちこちの協力していただいた方々への事務処理をはじめつつ、ホームページ資料の整理にとりかかりはじめ、彫刻の写真撮影をしたり、こまごました用事を片づけていたら、調子の悪い足が悲鳴を上げはじめ、これはまずいとベンチで小休憩をしているとまた知り合いがやってきてひとしきり立ち話。
そんな具合の一日が終って、犬のトイレ散歩、夏野菜の収穫、洗濯物の取り込み、とドタバタやっていたらワイフが帰宅。
朝の4時前からキーポンの中国大会シフトで動き続けてグッタリ。
会話の糸口もつかめないまま停滞していた町内の用事を済ませに入れ違いで外出。
このところ何かとすれ違いの多い吉田家でありますが、そんな時に限って色々なことが重なるもの。
長女のなっちゃんが、幼稚園からの同級生が結婚するというので休暇をもらって久々の帰省。
長男のじゅんくんは、吹奏楽の論文作成の資料集めで中国大会目当ての帰省。
それぞれがバラバラのスケジュールで吉田家のアチコチを動き回り、足の踏み場もない状態。
たぶんそれも今日中には一段落し、2~3日したら少しずつ元のくらしが復元できるでしょうが、ここまで色々続くとさすがに気苦労でこころが荒みます。

吉田家の熱い夏がやっとひとやま越えたかな・・とチラリと感じつつ寝る前のデスクワークをしていると、シャワーから上ったキーポンが私の背中を背もたれがわりにひとしきりくつろいでテレビ鑑賞が始まりました。
ワイフの疲れ具合といい、キーポンの甘え具合といい、どうも大会結果が思わしくなかったようです。

万善寺とはケタ違いのそれなりに立派な同宗の寺の坊主玄関鴨居に「看脚下」の大きな額が古びたまま掛けられて有ります。
見るたびに、「足元の話をそんな見上げるようなところに掛けておいてもダレも気がつかないだろう・・」と思ってしまうのですが、それでも、知った人が見るとそれなりに納得できる名言であることぐらいは気がつくはず。

結果は求めるものではなくてついてくるものです。期待が大きすぎるのも目標が低すぎるのもそれなりの結果がちゃんと用意されているはずです。やるだけのことをやればそれなりの結果につながるものだと思います。
ダレよりも本人がいちばんよく心得ているはず。
自分の仕事量に合わせてそれぞれが自分の「看脚下」に思いを駆せることで次の光明も見えてくるでしょう。
長い人生、目先のことでうろたえてあくせくしても無駄につかれるだけ。暇を共有して楽しむくらいの余裕がほしいものです。

・・・ということで、このところのドタバタ続きですっかりと自分の足元を見逃してしまっている間に、一輪の可憐な花がけなげにも咲いていました。

暑いひと夏、隣の水漏れの花器が適度な水分補給を続けて助けてくれていたようです。
出来損ないの花器が一輪の花を助け、たまたま根付いて芽を出してしまった種が花を咲かせてそれに答える。
そんなささやかな気配りが出来なきゃいけないなぁ~と、早朝から勉強させていただきました。

IMG_9144.jpg

備考:「看脚下」
「こころの定置を照らせ」とか「こころの灯心を見つめよ」といった感じ。
「まわりが真っ暗になっても足元を照らす小さな灯がひとつあればそれでなんとかなる。その小さな灯を絶やさないで灯し続けることが難しいけど大切なのだよ」といった感じでしょうかねぇ。

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