工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

氷結万善寺 

2016/01/27
Wed. 12:14

万善寺は、この1週間天然の冷凍庫にスッポリと納まった感じだ。
前半は強風、後半は大雪で、ライフラインの水まわりを中心にキッチリと冷凍された。

おかみさんが、昔からの生活の知恵でこの寒気をしのごうと必死に庫裏の内外を這い回っているから、私の方は何もしないで捨て置いた。
身代わりになって立ち働いても、労いの言葉一つ返るわけもなく、なにか不具合が生じた時には叱られるばかりで割に合わない。頭がしっかりしていて身体が動くうちは、自分で出来ることは自分でしてもらうことにしている。いずれは、食べることからトイレの世話まで私が介護することになるわけだし、それが多少早いか遅いかの違い程度のことだ。

昨夜のうちからしだいに寒さが緩み、雪の水気も増してきて、本堂の東と南の屋根の雪ズリが終わった。庫裏の大屋根は多分そのまま屋根の上で雪が解けるのを待つことになるだろう。今朝になって、役場から節水の一斉放送があった。行政区の各所で激しく漏水しているようだ。万善寺も、4〜5日前からすでに使わなくなった旧式トイレ用の洗面所から漏水が始まっていた。
慌ててドウコウしても、結局また何処か他の場所が漏水するかもしれないし、この寒気が納まってから業者さんを頼もうとノンビリしていたら、知らない間におかみさんが電話で漏水の通報をしていた。なかなかしっかりと気が回ることだ。結局その漏水個所を使用できないまでにフタをしてもらうことにした。若い業者のお兄さんがセッセと仕事をしている間中、おかみさんが延々と事の経緯を話しかけている。さぞかし、仕事がしにくいことだったろう。
「大忙しで大変でしょう?」
「人手が足らんでやれんです。水が漏れっ放しですけぇ~」
「早くから呼び出してすみませんでしたねぇ~」
「屋根のソーラーパネルも大変なことになっとりますけぇ〜」
お兄さんがなげいていた。屋根の上から家の中から地面の下まで、住宅の近代化が自然の猛威に対抗するには、まだまだ多くの課題が残っているようだ。

近年は、島根の田舎の山間部でも、合併浄化槽や水洗トイレやソーラーパネルや電化住宅がどんどん普及し、日常の暮しぶりもずいぶん近代化されてきた。
万善寺も数年前の教区寺院総会会場になった時に水洗トイレに改修した。多分、その後今回が一番の厳しい冬になっただろう。寺も水洗トイレの水の世話まではおかみさんも気がつかないしなかなか難しいことだろうから、場合によってはまたそのあたりの何処かで漏水するかもしれない。改修の時もこのたびのような万一に備えて色々と進言したが、まだ元気だった憲正さんとおかみさんにことごとく反対却下されて、水洗トイレの一件もその一つだった。いまさらどうなるわけでもないし、一応私も住職だし、この冬のひと山が越えるまでは寺の営繕に努めようと思っている・・・といっても、雪道を開けるくらいのことしか用事はないんだけどね。

少し前に本堂の西と北の雪ズリが終わった。

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この記事に対するコメント

雪で島根鳥取に死者が出ている、とニュースで見たので気になってブログをのぞきました。鉄人のお寺の地域は雪深いと聞いていましたが、怖いぐらい降りますね。。野外の彫刻もじっと雪をかぶっているのでしょうね。

オーイくぼぐっちゃん #- | URL | 2016/01/27 22:23 * edit *

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