工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

薪割りに思う 

2016/01/30
Sat. 20:29

つい先ほど、寺のロフトの階段を5眼ほど滑り落ちた。
腰の骨を強打し、皮をすりむいて、肘の骨を強打し、表皮をすりむいた。

石見銀山の自宅の営繕の作業をしようと心に決めて朝から万善寺を出発した。
今年のシーズンは基本的に暖冬だから先週の大雪も幹線道路は除雪が行き届いて全く何時もとかわりなく結界君をすっ飛ばすことができた。
島根は・・・というよりも、自分の周辺の行動範囲は久々に青空がのぞいて気温も急上昇して暖かかった。寺を出発する時、防寒用にXLのポロシャツを引っ張り出してホッカイロをベタリとくっつけた。その上にいつものツナギを着て準備万端だったのだが、今日ばかりはこれが災いして、とにかく暑過ぎて汗をかくほどになってしまった。

結界君のリヤッデッキは250kgの積載量になっている。その限界ギリギリまで富山で切り倒して廃材になった杉の丸太を積み込んだ。
寺から富山まで直行したのだが、積雪の量は飯南町がダントツで多かった。
杉をもらうお宅のオヤジさんにその話をしたら、今回の寒波の積雪は富山で15㎝程度で終わったということだった。万善寺のあたりで、180㎝まで積もったことを思うと、同じ島根県でここまでの地域格差が生じていることにビックリした。富山は、大田市の行政区域では「天空の町」などとカッコよく云われているほどの高原地帯なのにね!・・・どうやら同じ高原でも赤来高原とはラベルが違っているようだ。

石見銀山の自宅前の駐車場へ杉の丸太を持って帰って、油圧薪割り機で250kgをクラッシュして終わったのが夕方の5時だった。土間には前回に割った樫の木が積んであるし、これで2月いっぱいの暖房はまかなえるだろう。
1月もあと1日で終わる。今年はおかみさんが一人で寺暮らしをスタートした記念すべき1月でもある。血を分けた肉親でもあるし、自分の都合で捨て置くわけにもいかないから、一カ月のほとんどを万善寺の庫裏で同居した。アレコレイロイロあったし、まさに現在、それが継続中でもある。そういうことだからというわけでもないのだが、もっともっとゆったりと和気あいあいにニコニコと過ごしたい夕食を悶々と無口に過ごして消化不良を起こしそうな勢いのまま階段を踏み外して今に至ったわけだ。
ガンコというより意固地といった方が良いかもしれない。人間は、歳を重ねることで、どんどん意固地になってしまうのだろうか。保賀の集落で自治会の付き合いをしていると、万善寺母子の事だけでは納まらないところで、隣近所みんなが似たように意固地に暮している。
薪を割り、薪を積みながらそんなことを思い返していた。薪の壁をみると、面倒臭いかたっ苦しさが全く無いまま、ゆるやかに自堕落になれ合いながらだらしなくそれでもそれなりに整然と噛み合いながら積み重なっている。微妙な遊びと適度な空間が風通しを良くして乾燥を促進させてくれる。それだから、薪の火力が行き届いて立派な暖房の燃料になってくれるのだ。人間社会は何でこうして面倒で窮屈なのだろう・・・?イロイロ考えさせられたあげくに階段を滑り落ちて痛い思いをするという・・何ともとにかく一日の最後まで落ち込むところまで突き落とされたオヤジなのでありました!

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