工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

予測不能 

2016/02/13
Sat. 21:53

暑くて目が覚めた・・・って、2月でそんなことありますか?
まったく、この冬シーズンはなんかおかしいですよ・・

万善寺のロフトで目覚めたのは朝の6時過ぎ。
いつも隙間風がひどいからシュラフ2枚を重ねて電気敷き毛布を弱にして寝るとちょうどいい感じなのだが、今朝はなんと寝汗をかくほど暑くてうなされながら目覚めた。
夜中から激しく雨が降って、庫裏の大屋根を叩く音が絶えなかったから、普通にいつもよりは気温が高いんだろうとは思っていたが、まさか、この時期布団の中で汗をかきながら寝ていたなんて、この歳になるまで記憶に無いほど貴重な体験をした。

朝のうちに寺の本堂の位牌堂で法事が一つ入ったので、塔婆を書いたりして準備をして寝たのが12時を過ぎていた。
もう、その頃から「暖かい夜だなぁ〜」と気付いていた。
ストーブも灯油が無くなって消えかかっていたのに特に寒くもない。
とにかく、今年の冬は予想がつかない出来事が多すぎる。

この1年足らずの間に、日常の暮しがうまくまわらなくなったことを自覚できないまま少しずつ老化が進んで常識的判断ができなくなりはじめているおかみさんを相手にして寺暮らしをしている。
人間、歳を重ねるととかくガンコになって融通が利かなくなって無理やり自分を正当化して他人の言うことを聞かなくなるようだが、おかみさんの場合は、それが常軌を逸するほどに非常識に固まり続けている。こうなってくると、日常の会話も聞く耳が無くなるから、とにかく見て見ぬふりで視線もあわせないようにして接近遭遇も避けつつひたすら五体の感覚を緊張させながら同居を続けるしかなくなってくる。
少しばかり本気になって頭を使いながら文章を書いたりしなければいけない時などが、本当に困る。3畳の書斎も完全に個室になるまでにはいかないし、万善寺の隅から隅まで自分の持ち物だと自由に使い回してきた半世紀以上の蓄積があるから、私の都合やプライバシーなどは完全におかみさんの都合で無視されて踏み込まれてしまう。
特に異常なほど暖かい今日のような一日は、おかみさんの行動もやたらと活発になった。それが原因だとは思いたくないが、この度も、塔婆の裏書きを書き間違えてしまった。それでついに我慢の限界に達して取るものも取りあえず石見銀山の我が家へ引き揚げた。

夕方にひと時ほどサッと雨が引いて空が明るくなったものの、また夜になってから雨が降り続いている。明日は彫刻の搬入があってトラックへ積み込まなければいけない。明後日は早朝に石見銀山を出発して倉敷の先まで移動して設置まで終わらせる。書きかけの書類のこともあるし、何時もは暇なオヤジが久々に慌ただしい週末になっている。
法事で修証義を読みながら、「広い心でいなければいけない!」と、自らを戒めてはみたもの、やはり現実の外敵脅威に屈してしまった気がしないでもない。
「あんたは、ダレのおかげでここまでこれたと思ってるの!」
それをいっちゃぁおしまいよ・・・と、お釈迦様もおっしゃってますよ、おかみさん・・

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