工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

記念日の彫刻 

2016/02/29
Mon. 11:11

ニャーの肉球の日は朝から雪になりました。

2月中に片づけたいと思っていた書類を、昨夜3時半までかかって終わらせた。
途中、真夜中におかみさんが強烈な大声で叫びながら3畳の即席書斎へ這ってこようとしていたから、それでいっきに集中の糸が切れて、それからあとの2時間くらいは記入ミスの連続で苦労した。
それでなくても常日ごろ自堕落に暮してとろけきった脳みそを使うこともあまりないから、こういう時に大変な思いをする。

狂気のおかみさんのわきを静かにすり抜けてロフト部屋に上がって寝ようと試みたが、気持ちが高ぶってなかなか眠れない。
古いヘッドフォンを引っ張り出してMac musicからピアソラを引き出して聴いた。
「ブエノスアイレスの春」はキーポンがアンサンブルで演奏していたから久々に懐かしかった。
ほとんど夜明けに近い真夜中にピアソラを聴いたりしたものだから、よけいに目が冴えて眠れなくなってしまった。

いつもより30分くらいゆっくりと寝てロフトから降りていたら、またおかみさんが這いよって叫びはじめた。
最近、頭の何処かの回路がショートすることが増えた。
変に息子の私が近くにいると、それが気になってしょうがないようで、いつまでたっても最後に別れた15歳の息子が彼女の記憶の中で大人に成長しないままでいるような気がする。
午前中で片づけられるくらいの仕事もあったが、それもおかみさんの介入で上手くいかないだろうとあきらめて万善寺をあとにした。

昨日はあれほど春めいて暖かかったのに、今は結構本格的に雪が降っているので、移動の途中にある彫刻の様子を見に行った。
いい具合に雪が積もって造形のネライが強調されていたので、思わずニヤリとしてしまった。
その彫刻は2年ほど前に造ったもので、素人でも2人いれば簡単に移動できたりする。
そのせいか、確認するたびに少しずつ場所が移動していて、組立の具合がだらしなくズレて乱れている。
たぶん、近所の誰かが気軽に彫刻へ乗ったりして遊んでいるのだろう。
その程度ですぐに壊れるようなものでもないから気にすることもないが、こうして時々チェックすることで造形や構造の不具合がわかるし、次の制作へその反省を生かすことが出来る。
4年に1度の記念日に、雪の降り積もる自分の彫刻を記録することも出来たし、それなりに何時もとは違ったふうに1日が過ごせそうだ。
さて、4年後の肉球の日におかみさんが生きているかどうか・・・

IMG_1955.jpg

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