工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

一人暮らし 

2016/03/11
Fri. 21:43

オヤジの働きがあまりに悪いものだから、長い間修繕をくり返しながらかろうじて紡ぎ続けていた堪忍袋のヒモが切れてしまったワイフが、キーポンと一緒に実家へ帰ってしまった・・・というのは、実際にあってもおかしくないけど、本当はウソ!!・・・と思いたい・・・

寺のおかみさんをふりきって愛妻の元へいそいで帰って、そのままオシッコも我慢して出雲の高速バスの駅まで送っていったのは昨日のこと。
だから、今夜で一人暮らし2日目を迎えております。

昨日は本堂の大工仕事が一段落する日でもあって、最後まで大工さんを見届けなければいけないところを、ギリギリのところで時間切れになって、麦とホップ1パックを手土産に渡してドタバタと万善寺を出発した。あまりにも慌ただしく出かけたものだから色々忘れ物があったのをあとになって気がついたりしつつ石見銀山へ向かった。
吉田家へ到着すると、母娘はオヤジの心配を適当に流してノンビリしたもの。
だいたいに、いくらド田舎とはいえ、一応世間の勤務時間終了の帰宅ラッシュに引っかかる時間帯。内心、けっこうイライラしながら彼女達の荷物を積み込んだりして、大急ぎで出雲へ向かった。
バス停へ到着したのは、予定の出発時刻の20分前だった。
帰りに途中の公衆トイレへ駆け込んで膀胱にたっぷり溜まったオシッコを排出してやっと人心地ついた。
吉田家へ帰ったのは夜の九時近くになっていて、有り合わせで夕食を済ませてよっぽど疲れていたのだろう、そのままバタリと寝てしまった。

今朝は、位牌点眼の法要があったので、改良衣を着て石見銀山を出発した。施主さんをはじめ、ご親族の皆さんも参列していただいて、久々に本格的な点眼法要になった。お経が終わってから少しお話をさせてもらったが、それも熱心に聞いていただいた。
こういう時間を気にしないで落ち着いた法要はめったにないから、なんとなく気持ちがいい。お斎には自家製のお赤飯もふるまっていただいた。しばらく世間話に花が咲いてそれから石見銀山へ帰った。

一人暮らしが長かったから、1日中ひと言も喋らないで過ごすことには結構慣れている・・・というより、それが気楽でどちらかと云えばスキだったりする。
午後から、バックミュージックも無しで誰もいない吉田家を満喫しながら、掃き掃除をし、ふき掃除をし、洗濯をし、グッピー家族の水槽へ水を補充し、食材の買い出しをしてからお風呂を掃除して入り、風呂上がりの一杯は400円の白ワイン。
とにかく、こんな静かな半日を過ごしたのは久しぶりのこと。
ネコチャンズも、アチコチで思い思いにマッタリと過ごしていた。
喋らないでいると、かえって頭の思考回路が活性する。来週から制作を始めようとしていた彫刻のかたちが少し違ったふうにひらめいた。
なにか、とても贅沢な悩みのように思えてきた。

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