工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

早春の吉田家 

2016/03/16
Wed. 21:53

吉田オヤジはついにワイフから見放されてしまったのかと、ほぼ諦めていた。
気がつけば、ワイフがキーポンを連れて家を出てからもう1週間になる。
こちらから電話をしても、ほとんどまともに出てくれないし、ワイフから電話がかかることは皆無に等しい。
もう結婚して30年以上も経つし、付き合い始めてからだと40年近くになる。
だいたい人生の半分を一緒に暮らしていることになるから、まぁ、いずれは愛想つかされるのもしかたがないことなのかもしれない。
それで、現在唯一の連絡網キーポンを頼って電話してみたら、「これからおかあさんバスにのるよ!」と情報が入った。
そんなわけで、明日の朝には島根県出雲市のバス停へワイフが到着するようだ。

その頃私は、おばあさん(マイママ)を連れて診療所へ通う。
90歳を過ぎて、どうしようもなくネジ曲がってしまった彼女の性格はどうもこうも付き合いきれないところまできている。超高齢者の避けて通れない身心の不具合が少しずつ深刻な状態になり始めていることだけは確かだと思っている。
残念ながら、どう考えても今の診療所のドクターは名医とは言えないと思っているし、その彼が、今になってやっと家族の同伴を呼びかけてきたというわけで、こちらとしては立場上無視もできないから付き合っておこうくらいのことでしかない。
せっかく、ワイフが島根県へ帰ってくれるという日に、お迎えに上がれないという残念な結果になってしまった。

シンガポールのノッチがSNSに書き込んでいた。

Tシャツジーパンビーサンリック姿で、太陽と風でシャワー浴びたての髪を乾かしながら出勤するのも残り2週間!

・・・ついに、帰国する意志を固めたようだ。
思えば、彼女が出国して2年弱・・・このSNSがなかったら、オヤジは寂しくてしょうがなかっただろうと思う。自分で言うのも恥ずかしい限りだが・・・
四人の子供達はみんなそれぞれ可愛くてしょうがないから、それぞれに何かと気になってさり気なく心配をしたりしているところへ、海の向こうで暮らしているノッチはやはり他の子供達と同じ条件とはいかなくて悲喜こもごも心配の落とし所が違っていたことはしかたのないこと。4月には展覧会で東京へ行くし、ひょっとしたら彼女と久々に一杯飲めるかもしれない・・とは、少々動機が不純かもしれないが、それでも、元気な様子を見ることが出来るだけでも幸せになれる気がする。

そういえば、キーポンが一人で東京へ残った。お彼岸に手伝ってもらおうと思っていたのに、その日もまだ東京で遊ぶようなことを言っていた。ついこの前までオヤジの腕枕で寝てた娘が、一気に親離れしてくれたようだ。
オヤジも先が見えてき始めた。
絶対に可愛い子共たちだけには迷惑をかけてはいけない。

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