工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

早春の日本海 

2016/03/23
Wed. 13:27

石見銀山の四畳半で寝苦しい一夜を過ごした。
すでに親離れが出来ているはずのキーポンが、またオヤジのフトンを横取りして寝ている。そのうちクロまでがフトンの上に乗ってくるし、とても落ち着いて寝られる環境に無い。
それにしても、キーポンはさておいて、猫というものは気温の変化にやたらと敏感だ。
少し暖かくなると、フトンや炬燵が寝苦しくなって、ソファーやカウチや椅子の辺りに移動して寝はじめる。
少し寒いなと思うと、昨夜のように人間の近くへすり寄ってきて特等席を見つける。
四畳半はどう考えても私が寝るにはあまりにも劣悪な環境だから、ついにキーポンの部屋へ移動して、イチゴの嫌いな彼女の何故かイチゴ枕を借りて寝はじめたのだが、そのイチゴ枕を中心にして、何とも甘ったるい化粧品の匂いがきつくてこれまたどうにも寝苦しい。
結局、夜中になって自分の四畳半へ引き返して、爆睡中のキーポンをフトンの端へ転がして、丸くなって寝ているクロをたたき起こして自分の寝場所を確保したのだが、そのクロがニャアニャア鳴きながら真夜中の吉田家パトロールをはじめて、収拾がつかないまま血圧がいっきに上がって倒れそうになった。

やたら現実的でリアルな(「これはどう考えても夢の出来事だな!」と自覚しながらウトウトと)夢の続きを追いかけていたら、遠くの方でワイフが「しょぉ〜ちゃぁ〜ん!」と呼んでいる。さっきまで夢の中のワイフが切れない包丁で野菜を押し切っていたまな板の音が、少しずつ現実の音に重なってきた。
どうやら、夢の中のことだと思って聞いていた包丁の音は朝食の仕度の音だったらしい。

結局、たいして寝たとも云えないまま今朝になって、今はもうお昼になった。
石見銀山の自宅でデスクワークをするには、どうも落ち着かないから、玄米の精米をしに出かけたついでに金融機関を一巡して、途中、セブンイレブンでコーヒーを仕入れてからそのまま日本海へ向かった。

結界君の窓を開放して日本海の潮っぽい海風を受けながら現代彫刻小品展の彫刻家宛要項をおおよそ書き上げた。
アウトドアのデスクワークも、なかなか開放的で良い。
目の前をつがいのセキレイが超高速で横切った。
場所にもよるのだろうが、最近は何処へ行っても先々でセキレイをよく見かける。
ひと頃のようにスズメの群れを見かけることが少なくなった。
セキレイは、ツバメのように人間の暮しの近所で巣作りをすることがよくあるから、人間の生活環境の改善向上に伴って、卵から成鳥になるまでの生存の確率が上がったのかもしれない。

南風のせいか、波がやたらに静かだ。
春霞が激しくて太陽の位置がぼやけたまま晴れているはずなのに視界が悪い。
海の波を見ていると、陸にいながら船酔いをしそうになる。
さて、そろそろ帰宅して、原稿のプリントアウトでもしよう。

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