工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

花冷えの浜田 

2016/03/24
Thu. 22:45

今年の現代彫刻小品展の要項をまとめてファンドの校正を待っていたら、ビックリするほど速くにその返事が返ってきた。
島根県の美術関係文化活動が停滞しているということを事務担当さんの方からよく聞いていたので、そういうこともあって反応が速くなっているのかもしれない。
いずれにしても、こういう迅速な対応は自分にとっても励みになるしやる気も出る。

昨日の島根県・・というより石見銀山のあたりは、小春日和でほの暖かく過ごしやすい一日だった。
今日は、晴れているのに朝から冷え込んでなかなかフトンから出られないほどだった。
こうして少しずつ春になっていくのだということはわかっているのに、暖かくて過ごしやすい日が何日か続くと、身体の方がそれに慣らされて少しの寒さでも耐えられなくなって軟弱に弱音を吐いてしまう。
かえって、こういう時は寒いのが当たり前だと思うようにして薪割りなどしたりすると気持ちが丈夫になってそれに集中できたりするから面白い。
昼の間、かれこれ2時間以上は薪づくりでけっこうマメに動いたのだが汗も出ない。
それほど石見銀山は寒い一日になっていたのだろう。

いつもの浜田こども美術館の館長さんと調整していた時間にあわせて自宅を出発した。
ほぼ一日中四畳半の炬燵に潜り込んでゴロゴロしていたキーポンを誘って浜田へ向かっていると、途中から雨が降りはじめて、美術館の駐車場へ着いたら霰が落ちてきた。
遠くの空は晴れているのに、結界君の頭上一帯には厚い雲が広がっていた。
館長さんは企画展の入れ替えで忙しい最中だったが、それでも時間を割いて私の説明を聞いてもらった。
今までと少し条件が違うのは、浜田の他に第二期で県東部での彫刻展が加わったことだ。
東西約250kmはあるだろう長い長い島根県のことだから、西部の方でばかり彫刻展をしていても、東部の方では情報も流れないし見向きもされない。
ちょうどワイフが松江の県立美術館で開催中の美術グループ展へ彫刻を出品しているが、だいたいの県内在住美術家の活動は彼女と同じようなパターンで、松江の美術館へ発表が集中する。
面白いもので、石見銀山で暮す彫刻家の吉田家はこうして松江の美術館へ出かけて展覧会を観たり出品したりしているが、松江で暮す美術作家はワザワザ石見銀山や、ましてや浜田の方まで出かけて知人の展覧会を観ようとまで積極的に動くことが珍しい。
こういう傾向は島根県にかぎったことでもないだろうが、とかく人の注目の先が一極に集中する傾向にあるということが、どうも個人的に釈然としなくて気に入らない。
吉田の身勝手な思い込み程度のことで片づけられても文句の言いようの無いことだということはわかっていても、どうもそのあたりのわだかまりを何か具体的な活動におきかえて少しでも気楽になれたらいいなあとも思っているわけで、どちらかといえば島根県西部にこだわっているあたりの経緯も、そういうことがあってのことだ。
キーポンというより自分が食べたくて美術館の帰りに行きつけの店で大判焼きを買った。
コーヒーを飲みながらこれを食べるとなかなか絶妙に旨いのですよ。

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