工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

銀座最終日 

2016/04/09
Sat. 08:11

展覧会最終日の夜が明けた。
天気をチェックしたら、久しぶり・・というより、はじめて終日降水ゼロの晴れになっていた。
とにかく、この一週間の東京はよく雨が降った。

石見銀山の朝は、新聞配達の軽ワンボックスのエンジン音からはじまる。
夜明けも早くなって、ウグイスの若鳥のヘタクソな鳴声が石見銀山の谷間に響く。
吉田家の裏庭の方でヒヨドリが鳴きはじめ、玄関先の町並みの方ではセキレイが鳴きはじめる。
万善寺の朝も似たようなものだが、一番朝が早いのは例の保賀の谷に暮す夫婦のカラス。
今日のようないい天気になると、けっこううるさく鳴きあいながら朝の情報交換をしているはずだ。
保賀でも、まだ桜が咲く前から若いウグイスがセッセと鳴声の練習を始めていた。
それから国道を走るトラックの走行音がうるさくなりはじめる。
こんな感じで、朝の世間が賑やかになって、それを聞きながら少しずつ覚醒する。
さて、東京はというと・・・
今朝は、やたらと大きな声で会話する男二人の笑い声で目覚めた。
それから犬が鳴きはじめ、それがしばらく続いているうちにバイクのエンジンがすぐ近くでかかった。
犬の鳴き声に暖気運転がかぶさって、そのバイクが何処かへ走っていったら、朝のラジオが聞こえてきた。
いつもの耳鳴りが全く気にならないほど世間が賑やかで、もう完全に目が覚めてしまった。
さすがに東京の朝は違う。こういう環境で普通に住み暮している皆さんを尊敬する。

昨日の朝に、布団の中でプチプチとラップトップをつついてF.Bへ展覧会の写真を載せた。
会期スタートの頃は、出品作家の数人が会場風景を早々とSNSに掲載していたので、私までそれにたたみかけることもないだろうと静観することにした。
そのうち自分の周囲のSNSが落ち着いて、桜のことや出先で食べた食事のことなど、日常の個人情報公開が増えてきたので、そろそろ良い頃かなと判断して、朝のひと時をウエブアップの時間に置換えた。
結局1日の間に、30件ほどの「いいね」があって、「いけたら行きます!」とか、「東京にきてたんですね?」とか、「会場へは何時くらいにいるの?」とか、まぁそのような連絡がメールや電話などで入ってきた。
そんなわけで最終日の本日は、きっと吉田の友人の何人かは会場へ訪ねてきてくれることでしょう。
昨日は、島根に引きあげて以来、疎遠が続いていた古い古い知人が数十年ぶりに訪ねてくれたし、ワイフの学生時代の友達も来てくれた。
こうしてマメに何かの広報告知をしておくと、吉田の彫刻を観にきてくれる人がいないわけでもないし、とにかくありがたいことだ。
そういうことがあるから、彫刻を造り続ける意味や価値があると思う。

IMG_2173.jpg

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